マッチングアプリで恋人探しをしていたら、まさかの元カレとマッチングしちゃいました!
恋人と別れて3年経つ私は、人肌が恋しくなっていた。ところが出会いがまったくない…。仕方なく私はマッチングアプリで恋人探しをすることに。やっとの思いで見つけたいいなと思える男性。しかし会う約束をした日、そこに現れたのは昔付き合っていた男で…!?
恋人と別れてから早くも3年が経とうとしてる…。
それから恋愛もエッチもご無沙汰な私は、そろそろ人肌が恋しくなっていた。
しかし恋人を作ろうにも出会いがまったくない。
私は藁にもすがる思いでマッチングアプリに登録することに…。
正直なところ、これまでマッチングアプリにはあまり良いイメージを抱いていなかった。
だが最近周りでもマッチングアプリで出会った人が多く、少しずつイメージが変わってきている。
何よりもそれしか男性と出会う方法がない。
私は早速登録を終えると、色んな人のプロフィールを見てみることにした。
年下の爽やかな青年、少し年上の包容力のありそうな男性…。
誰のプロフィールを見てもピンと来るものがない。
いいなと思ったとしても居住地が遠く、交際には向かない人が多かった。
そんな中、1人だけ気になる人が…。
居住地も近く、いざとなったら会うこともできそうだ。
私はその男性に勇気を出してメッセージを送ってみる。
すると直ぐにその男性から返信が来た。
どんな人かを探るためにしばらくやり取りを続けてみると、その人とはすごく気が合うことがわかった。
さらに不思議とその人とは会話のテンポが合い、連絡が苦痛に感じない。
むしろいつの間にか彼からの連絡が待ち遠しいとさえ思うようになっている自分が居たのだ。
連絡を取り始めて2週間ほど経つと、とうとう私達は初めて会うことになった。
リアルで会っても良い人だといいな…。
私はそう願いながら約束の日まで過ごしていた…。
*****
そして日曜日―。
とうとう約束の日がやってきた。
私は久しぶりにメイクに気合を入れて、普段はあまり着ないようなワンピースまで着ていた。
準備を終えた私はドキドキしながら約束の場所まで行くと、そこには約束の相手と思わしき男性が立っていた。
ゆっくりと彼の方に近付くと、私はあることに気が付いてしまう。
(も、もしかしてあれは…?)
そこに立っている男性は、私がよく知っている人物に似ている。
あまりにも衝撃的でにわかに信じられないが、中学生の時に付き合っていた村上拓馬(むらかみたくま)ではないか…?
「な、なんであんたがここにいるの!?タクさんってあんただったの!?」
「え、みるきーちゃんってもしかしてお前!?」
私は知人にアプリをやっていることを知られたくなくて、自分とは分からないくらい写りがいい写真をプロフィール画像として設定していた。
だから彼も私だと思わなかったのだろう。
名前もわざと分からないように本名の美紀を文字って「みるきー」にしていたのに…。
彼も後ろ姿の写真しかなかったから、まさか知り合いだなんて思いもしなかった…。
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