発情期のうさちゃんは好きですか?

・作

私はお金目当てで風俗でアルバイトをしている。というのはあくまで表向きの理由で、本当はもめて別れてしまった元カレ、圭太(けいた)への思いをごまかすためである。今日は店のコスプレデーで、バニ―ガールのコスチュームを身に着けていたのだが、そんなところに客としてまさかの圭太がやってきて…?

私はお金目的で、仕事の終わりに隣町の風俗でアルバイトをしている。

といっても、直接的な行為は基本的にNG。

まあ、やりたい人はやってるけど無理矢理やろうとした場合はブラックリスト行きになる。

そのため、安心しながら仕事もできるし、雇い主もいろいろと気を使ってくれる人のため、私もかれこれしばらくここでの仕事を続けることができている。

しかし、私にも憂鬱な日が月に一度やってくる。

それが「コスプレデー」だ。

うちのオーナーはコスプレ衣装の収集が趣味で、自分では着れないので風俗嬢たちにくじを引かせて引いた衣装を着させるのだ。

そして今回、私が引き当てたのは「バニーガールちゃん(セクシー)」だった。

オーナーは「おっ!いいの引いたね~、それ最新のモデルなんだ」と嬉しそうだったが、衣装を見てみるとかなり際どい、露出の激しいバニーガールのコスプレだった。

*****

「今日新規さん一人入ってるからよろしくね~」

「はーい、了解です。オーナー」

私は二つ返事で接客に向かう。

オーナーの趣味もあり、うちはスタッフの人数は少なめで、丁寧な接客ができるように仕切られた部屋での接客を行うスタイルの店だ。

私は部屋で自分の衣装を見ながら一つため息をついた。

からんからん、扉につけられた鈴が音を立てる。

「どうぞー」私はその姿を見て、絶句した。

「…あっ」

そう声を漏らしたのは圭太、私の元カレだった。

*****

私がここでバイトを始めた本当の理由は、彼とのことを引きずっていたからだ。

面接でその話をぽろっとしてしまったところ、オーナーが同情してくれて、採用されたのだ。

「えっ…なんで、ここに」

「それはこっちの台詞なんだけど…」

お互い無言の時が続いた。

そしてそれを遮るようにして、圭太がこっちに近づいてくると、前のように私を押し倒してきた。

「それにしても、エロいな。その服」

「…っ、なにっ、よっ!」

圭太の目は明らかに昔みたいに肉食獣のような目をしており、私は諦めて彼を受け入れるしかなかった。

いや、本心は彼を求めていたのだけれど。

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