大好きなお兄ちゃんの寝込みを襲っちゃいました!!
私はずっと前から義理のお兄ちゃんに恋をしていた。そんな私の気持ちを知らないお兄ちゃんはいつも一人暮らししている私の家に泊まりに来る。お兄ちゃんへの気持ちが我慢できなくなってしまった私はついにお兄ちゃんの寝込みを襲っちゃう・・・!?
私にはずっと前から好きな人がいる。
叶わない恋だとわかっているけれど、誰と付き合ってみても彼以上に好きになれる人がいなかった。
そして私がどれだけ望んでも、私と彼は結ばれてはいけない関係…。
私の好きな人は…。
お兄ちゃんだった。
でもお兄ちゃんとは、正確には血は繋がっていない。
3歳の時に両親が離婚して、5歳の時に母親が再婚した。
その再婚相手の連れ子が、義理の兄となった玲央くんだ。
玲央くんは、私より2歳上で、小さい頃からしっかり者だった。
一緒に暮らすようになってからは歳が近いこともあり、たくさん遊んでくれたことを今でも覚えている。
私は優しくて、かっこいいお兄ちゃんが大好きだった。
そんなお兄ちゃんを異性として意識するようになったのは、私が18歳になった時から。
それまでは特に意識していなかったが、お兄ちゃんがある日初めて家に彼女を連れてきた。
その時、私は初めて嫉妬という感情に襲われた。
そして自分が異性としてお兄ちゃんのことが好きなんだと気付いてしまったのだ。
*****
今日はそんなお兄ちゃんが、私の家に泊まりに来る予定だ。
私は就職するタイミングで奈良県にある実家から出てきた。
そして今は一人で東京に住んでいる。
お兄ちゃんは関東で好きなアーティストのライブがあったり、何か用事がある時は必ずホテル代わりに私の家に泊まりに来るのだ。
ピンポーン
20時を過ぎた頃、家のインターホンが鳴った。
「はーい?」
「さくらー?俺だけど開けて〜」
聞き慣れたお兄ちゃんの声だ。
私は髪型や服の乱れを整えてからドアを開ける。
「いらっしゃい!もー!いつもホテルの代わりに使わないでよね!」
「ごめんごめん。せっかく東京に来るならさくらの顔も見たいしさ?」
私はその言葉に思わず顔が緩んでしまう。
しかしお兄ちゃんにバレないようにすぐ表情を戻す。
「とりあえずシャワー借りてもいい?」
「うん、いいよー」
お兄ちゃんは家に着くなり、早速シャワーを浴びに浴室へ向かった。
私はリビングでテレビを見ながらお兄ちゃんが戻るのを待つ。
大好きなお兄ちゃんの寝込み奪っちゃいました
面白かった
Rin さん 2022年1月23日