エリート旦那がオナニーを懇願してきた (Page 2)

 
 桜は上半身のパジャマをたくしあげ、仰向けになる。ふくよかな胸を見せても、修二は反応する様子は見せない。ただ、期待がこもった目では見つめられていた。

「胸、自分でいじってたよね?」

「ぅ···ぅん···こないだ、ね···」

「お願い」

 一昨日の再現を依頼されている。
 桜は、自身の胸に手を伸ばし、柔らかくもみ始める。緩急をつけた揉み方で、彼の顔を伺う。目が合うと、彼は違うと言わんばかりに首を横に振ってきた。

「う···んっ···」
 
 たどたどしい桜の指先が、胸の突起を押しつぶし、ぐりぐりと左右にこすり始める。修二の食い入るような視線が羞恥心を高めるが、もの寂しくもある。
 半年前であれば、彼が吸い付いてきてくれたはずなのに。

「んっ···ぅ···」

 両方の胸の突起を弄り始めると、下半身に熱が集まり始めた。これだけではまだ足りない、とばかりに秘部が熱くなる。

「桜···これ···」

(えっ、シュウちゃん···勃起して···)
 
 修二は、桜の手にバイブを渡す。彼は自分のそういう光景を求めてくれているのだろう。
 胸をいじるくらいの姿で、半年ぶりに勃起もしてくれた。

(つまり、挿れたいと思ってくれたのね···!)
 
 その事実は些細なことかもしれないが、とても嬉しい。

「うん···これ、使うね···」
 彼に見つからないようにネットで買ったバイブのスイッチを、桜は押した。ぶるぶる震えるそれを、桜は下着越しの秘部に押し付ける。

「やっ···!んんぅ···!」

 バイブの振動が、下着越しにクリトリスへの刺激として伝わっていく。桜が押し付けたバイブはクリトリスを震わせ、甘美な痺れが体中に満ち満ちていった。自然と体はのけぞり、反応してしまう。

「ぁあ···!」

 不思議と桜は、1人でしている時よりも感じてしまっていた。
 修二がじっと自分の様子を見て、段々と息遣いを荒くさせ、目をぎらぎらと輝かせる。彼が興奮してくれていることが、桜にとってこれ以上ない興奮材料だ。
 震えるバイブをより秘部に押し付けると、もう堪らなかった。

「ん···ぅ···んんんぅ!」
 
 修二の熱い視線、クリトリスを刺激するバイブ、高まる羞恥心。3つが合わさったことによって、桜の体は快楽を拒絶などできるわけがない。

「あ···あぁぁっ!だめ···!みな···ぃで···!」

 夫婦生活を幾度も交わしてきて、イッた姿を見せたことがないわけではない。でも、自分が1人でしているという姿を見せ、恥じらいを感じない訳がない。
 
「だめ···見ちゃ···っ!」

 顔を、手で隠した。昂りを抑えることはできず、身体は細かに痙攣する。
 1人でする時とは、全然違う。快楽の大きさに桜は目をつぶり、身体をこわばらせる。バイブを止めていないので、二度目の波がきてしまった。続けて大きな喘ぎ声を漏らす自分を、修二はじっと見つめていた。 

「あ···あぅ···ああんっ!もっ···だめぇっ!!」
 
 修二に見られていることが昂りになって、桜は秘部から強い刺激を覚えた。腰が震え、膣の中が収縮する。

「シュウちゃ···んっ!?」
 
 ひたすらに、恥ずかしい。恥ずかしくてつい胸をおさえ、秘部を隠そうとしたのに、勢いよく修二が迫ってきたのでできなかった。
 
 突然、舌を吸うようにしてディープキスをされる。自分の口を犯すような勢いで舌が絡められ、突起が主張する胸を揉みしだかれる。
 明らかに修二は興奮していた。

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