夫との生活に飽きたわたしは、行きつけカフェの年上マスターに押し倒されて (Page 3)
その後何度もイカされ、ソファがびしょ濡れになってしまった。
甘いけだるさが全身を覆ってくる。
マスターはズボンを下ろし、固く反りあがったペニスを入れようとする。
瞬間、なんとも言えない快感が全身を走った。
激しく突かれ、お互いに一つに溶け合っていく。
*****
「…あぁぁぁっ…ン…イクぅっっっ!!」
同時に尽きて、キスをしながらしばらく抱きしめあった。
すごく幸せで、すごく背徳的で、すごく、すごく、胸がきゅうぅと締め付けられた。
いけないことをしてしまったのかもしれないと後悔をした。
*****
そのあとは何事もなかったかのようにカフェを後にして、日常に戻った。
夫は鈍感なのか何も気づかず、いつものように角ハイ片手に会社の愚痴を言っている。
「そいえばさぁ、ユイ? なんか今日化粧違う? いつもよりきれいなような…」
心臓が握られたかのように締め付けられつつ、何にもないよ、とそっけなく返事を返す。
夫との生活とマスターとのひと時をつい比べてしまって、また会いたいと思ってしまう自分に嫌悪感。
でも、でも…さ…
別れ際交換したLINEでつい書いてしまう。
――土曜日、また貸し切りできますか?
Fin.
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