羊の皮を被ったお兄ちゃんにイケナイところを舐められちゃいました (Page 3)
さて、そうしてやってきたのは准ちゃんの家である。
金曜日なので、気楽な大学生である私と違って准ちゃんはお仕事だ。
有給を取ろうとしてくれていたが、ちょうど私の誕生日が准ちゃんの職場の繁忙期と重なるので、それは丁重にお断りさせていただいた。
それに、さすがに准ちゃんがいないうちじゃないとコレに着替えられない。
昼間もらった紙袋を、私は生唾を飲み込みながら開いた。
中に入っていたのは、いわゆるベビードールというやつである。
「これで手を出してもらえなかったら、さすがに落ち込むなぁ」
ぺらっとしたはしたない下着を広げながら、私は思わずひとりごちた。
布の部分は全てシースルー、際どいところは刺繍で隠し、紐さえ解けば簡単に脱げてしまうそれは、セクシーランジェリーの名に恥じない代物だ。
准ちゃんがやたら気にしている年齢の問題は、今日になった時点でクリアしている。私は据え膳になるべく、意を決して服に手をかけた。
*****
月子ちゃん、と柔らかな声に呼ばれて目を覚ますと、困った顔をした准ちゃんがいた。
どうやら私が寝ている間に帰ってきていたらしい。月明かりだけが差し込む室内は、酷く暗く、幻想的だった。
唇をちうっと吸われ、癖で口を開いて応えると、彼の舌はすぐに口腔内へ侵入してくる。
下唇の裏側や歯列、上顎のボコボコしたところを丁寧に舐められ、舌を絡ませ合う。ぬるぬるとした粘膜を触れ合わせるのは気持ちいい。貪られるようなキスに、呼吸も忘れて彼にしがみつく。
「じゅんちゃん…」
うっとりとして名前を呼ぶと、准ちゃんの唇は私の頬や首筋を辿って下に降りていった。
これは夢なのかもしれない。准ちゃんを待っている間に寝てしまった私が見ている、都合のいい夢。
薄いナイロン生地越しに乳首を食まれ、身体が跳ねる。押しつけたことはあっても、准ちゃんから触ってもらったことはない場所だ。
熱い舌で敏感になった胸の粒を舐められ、小さく喘いでしまう。
「月子ちゃん、ほんとにえっちしたかったんだね…」
感心したような准ちゃんの声に、私は何度もうなずいた。
そうだよ。ずっと、ずっとずっと触ってもらいたかった。
「こんなえっちな格好して、ベッドで寝て待ってるなんてさ…せめて痛くないようにたくさん舐めてあげる」
准ちゃんの気配が上半身から遠ざかり、脚全体をなまめかしく撫でられる。掌の感触が気持ちよくて、まだどこか寝ぼけてぼーっとした私は、促されるままに脚を開いていた。
すると、なんだかアソコがスースーして――…って、え?
「ちょッ!?」
飛び起きようと思ったときにはもう遅い。
私の太ももに腕を絡ませるようにして腰の動きを押さえた准ちゃんは、下着を脱がされて晒されたアソコに、今まさに舌を這わせるところだった。
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