年下の俺様ホストに美味しくいただかれちゃった件 (Page 2)
彼は、当然のようにチェックインに付き合い部屋を変更した。
気が付いたら、キングサイズのベッドに出迎えられ。
一緒にお風呂に入り、髪を洗われ、身体を拭かれ、バスローブを着せられ。
そして歯ブラシを手渡され。
挙句の果てには、10歳は年下であろう彼に「美咲ちゃん?じゃぁみぃちゃんだね」なんて言われて。
「みぃちゃん」って呼ばれてる。
(えっと、どうしてこうなったんだっけ…)
ダウン寸前の思考回路は全然働いてくれない。
でも、悪くない。
だって、こんなにカッコイイ男の子と歩いたことなんてなかったし。
ホテルに入ったことなんて、勿論なかったし。
(私、面食いだったんだなぁ)
自分の意外な趣味を知ってしまった。
「みぃちゃんの髪、長くて本当に綺麗だね」
京也はそう言いながら丁寧にドライヤーをかけてくれて、終わると髪に軽くキスをした。
「…っ!」
思わず反応してしまう。
どんなに長い髪だって、神経が通ってる。
撫でられたり触られたりしたら気持ち良い。
「俺ね、髪は長いほうが好きなんだ」
そう言いながら、愛おしむようにブラシでとかしてくれる。
「髪フェチ?」
「そうだけど…」
「否定しないんだ。(笑)」
「だって俺、長い髪の毛見るだけで触りたくなるもん」
「ふぅん、髪の毛だけ?」
「嘘、みぃちゃんが、可愛いから」
背後から優しく回された腕が心地良い。
「みぃちゃん、抱っこね」
顔の割にがっちりとした腕は、私を軽々と抱きあげてしまった。
「えっ、ちょっと、京也君重いでしょ…」
「みぃちゃん、俺の首に手を回して。落ちちゃうから」
慌ててギュッとしがみつく。
(お姫様抱っこなんて、はじめて…)
ドキドキと心臓の音がうるさい。
この歳になって、こんな形で初体験があるなんて思わなかった。
「お姫様着きましたよ」
優しくベッドの上に降ろされると同時に。
唇に、うなじに、瞼に、キスの嵐。
何度も何度も繰り返されるキスに意識が奪われていく。
京也の唇が触れたところが熱を帯び、全体に熱が伝わる。
「京也…くん…」
「みぃちゃん、どうしたの?」
少しいじわるそうな顔をして、私を伺いながらゆっくりと指を這わせる。
「んっ」
敏感な所に触れる度に、声があがってしまう。
京也はそれを楽しむかのようにじらしてくる。
「みぃちゃんは、感じやすいんだね」
耳が熱くなる。
「そんなこと…」
彼の手がクリトリスに触れる。
「あっ」
「ちょっと触るだけで、こんなに喜んでくれるの嬉しいな」
ゆっくりとした動きがやがて速くなる。
「そこ、ダメ、ダメだから…」
「なんで?みぃちゃん、ここ好きでしょ?」
「ちっちが…ひっ」
クリトリスを指でつまんで扱(しご)きだす。
「ほら、こんなに大きくなってるのに…どうしてダメなの?」
「あっダメ…ねぇ、ダメッてば…弱いの、弱いからそこ」
ようやく絞り出した声に満足するように、京也は囁いた。
「良くできました。じゃあいかせてあげるね」
クリトリスを扱きながら乳首を甘く嚙む。
「…!」
予期しない刺激に身体が硬直し、私の中の何かが弾けた。
推しにキャラ似てて好き。(笑)
じゅり さん 2021年9月4日