鬼畜な痴漢、感じるわたし (Page 3)
「びっしょりだよ」
濡れた指はクリトリスに向かい、動き出す。
中指でゆっくりと撫でられる。
身体中に電流が走っているかのような衝撃が私を襲う。
痴漢は人差し指と薬指でV字にして指を押しつけ、むき出しになったクリを中指の先端でツンツンしてくる。
「ッッッ」
極上の快感が私をおかしくさせる。
このままもっともっと気持ちいいことしてッ!
痴漢は優しくソフトに、円を描くようにクリを撫でている。
時々ワレメを触り、指をわざと濡らし、再度クリを弄る。
滑りがよくなり、感度も増していく。
次第に激しく上下に押しつけるように指を動かし、私の下半身は限界を迎えようとしていた。
あっ…もうダメかもしれない
私、こんなところで…ッッ
立っているのもままならず、手すりにギュッとしがみつく。
言葉も発することができず、私はただただ受け入れるしかなかった。
止まらぬ手の動きに、私は一人絶頂を迎えたのだった。
ビクンビクンッッ
「こんなところでイッちゃったみたいだね。でもまだ終わりじゃないよ」
まだ身体が痙攣してる中、今度は私のぐっしょり濡れている場所に指を挿れてきたのだ。
指二本をするりと挿れ、思いきり掻きまわす。
太くて長い、ゴツゴツした指が私に快感を与える。
Gスポットに刺激を与え続けられた私の身体は、大きな波が訪れようとしていた。
「ッッッッ」
あっあっ出ちゃいそう…
このままじゃまずい…
ここで出したらダメ…!
すると手を止める痴漢。
「気持ちよかった?この続きはまた今度ね」
そこでようやく後ろを振り返った。
そこには私よりも少し年上で、痴漢なんて絶対やらなさそうなさわやかイケメンの姿があった。
本当にこの人が?と、目を疑った。
しかし私を見てニヤリと笑う彼。
やっぱりこの人が痴漢に間違いない。
私は驚きすぎて口をパクパクさせた。
すぐに我に返り、今までのことを思い出し、恥ずかしくて顔を真っ赤にさせた。
「百面相だね。かわいい」
またも耳元で囁かれ、顔から火が出そうになる。
すると電車は到着してしまい、私はやむを得ず降りた。
顔と身体に熱を残し、私は仕事に向かったが、彼が気になってしょうがない!
てっきり中年男性が私の身体を触ってるのかと思ってたけど違った。
まさかあんなに若くてかっこいい人が痴漢をするなんて…!
女には不自由してなさそうなのに、世の中わからないことだらけだ。
私の頭は彼とさきほどの行為のことで頭がいっぱい。
明日の朝も会えるかな…?
レビューを書く