気持ちのない性生活を癒やしてくれたのはあなただった (Page 2)
「戻ってくるかもって思って待ってました」
「あ、ありがとう。こんな時間まで待ってくれて。迷惑かけたよね。ごめんね」
「悪いと思ってます?」
「も、もちろん!」
「じゃあ、僕のお願い聞いてくれますか?」
「う、うん。私にできることなら!」
「僕は…あなたがほしい…!」
「え…?どういう意味?」
「こういう意味です」
彼は私を壁に押しつけ、キスをしてきた。
「ちょっ」
「僕はあなたが図書館に来るようになってから、ずっと気になってました」
「おばさんに何いってるの?それに私、結婚してるのよ!」
「あなたはおばさんなんかじゃない!結婚してるのは指輪を見ればわかります。付き合ってくれとはいいません。一晩だけでもいい。あなたがほしいんです」
「…ッ」
「今夜だけ、僕のものになってくれませんか…?」
今にも泣き出しそうな、それでいて真剣な表情の彼に私の胸はキュンキュンうるさかった。
今夜限りでもダメなものはダメ。
夫を裏切ることなんてできない。
頭ではわかっているのに…
心と身体は彼を求めてる。
私も…彼がほしい!
高ぶる感情を抑えられなかった。
*****
「今晩、今晩だけなら…」
すると彼は私をギュッと抱きしめた。
「嬉しいです。受け入れてくれて」
「あきこって呼んで」
「あきこさん…俺のことはかつきって呼んで下さい」
「かつき…」
唇と唇がゆっくり重なり合う。
探るように、刺激するようにどんどん濃厚なキスになる。
久しぶりの痺れるようなキスに私は翻弄されていった。
長い長い口づけの後、かつきは私の首にキスをする。
「んッ」
思わず、いやらしい声が…
耳の裏にもチュッとされ、耳をパクッと口に入れるかつき。
「んんッ」
「耳が性感帯の人もいるんですよ。あきこさんは気持ちいい?」
「んッう、ん、気持ちいい、かも…」
「もっと気持ちよくしてあげますね」
かつきは私の耳を舐めながら、服の中に手を入れてくる。
人差し指の先端でお腹から胸までなぞるように触ってくる。
くすぐったくて、でも気持ちよくて身体が反応してしまう。
ピクンピクンと動く私にかつきは
「あきこさん、とってもかわいいです」
と、キスをしてきた。
止まらぬ指先は乳首らへんまで到達し、ブラの上から弄ってくる。
「あきこさん、ここコリコリ硬くなってる。ブラの上からでもわかりますよ」
「やん、恥ずかしいッッ」
「エッチなあきこさんステキです」
かつきの言葉は恥ずかしいのに、それがまた興奮させる。
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