幻想愛。ホストの甘い毒に犯されて。
仕事終わりの彼が家に来た。担当ホストの咲人。彼はいつも営業が思うように行かなかった日に私の家を訪れては、私をめちゃくちゃに犯す。今宵も玄関先でたくさんいじめられて、立ったまま後ろから壊れるくらいに激しく抱かれてしまう。
「最悪。ラスソンとられた」
『そっか。悔しいね』
夜が更ける頃、営業終わりの咲人が家に来た。
ホストの彼。
売れてない頃からずっと支えてきた私の担当。
「もうすぐ締め日なのに…クソっ。瑠夏、明日は店来れないんだっけ?」
『うん、明日は無理…ん、んんん…っ!?』
咲人は私の言葉を遮るように唇を塞いだ。
柔らかな唇同士が触れ合ったかと思うと、すぐに舌が割り込まれ、激しく絡め合う。
『んんっ…』
漏れる甘い声と、舌の絡み合う水音が狭い空間に響く。
私の家に来る夜は決まってイライラして、そしてその気持ちをぶつけるように私をめちゃくちゃに抱く。
ダメだと思っていても、咲人にこのキスをされると、私、簡単に流されちゃうんだよね…。
身体がじんわりと熱を帯びていき、身体の奥から甘い蜜が溢れてくるのを感じた。
唇を離して、ささやかに抵抗してみる。
「何?」
『あ、えっと、ここ玄関だし…』
「それがなんだよ」
咲人の目はまるで獲物を捉えた野獣のようで、逆らえないことを悟った。
私の腰を引き寄せて、服の上から胸をイヤらしい手つきで撫で上げる。
「止めてとか言わないよな?」
既に硬く主張を始めた胸の先端の果実を服越しに摘みながら、耳元で悪魔の甘い声が囁く。
『…あ、はぁ…』
「ちょっと触っただけでこんな感じてんだもんな?」
『そんなこと、ない…』
「なら確かめてもいい?」
『えっ?なっ…!?』
「感じてないんだろ?」
『…』
「ほらな。お前は俺の言うこと聞いとけばいいんだよ。俺だけの」
瞳の奥の奥を見つめられるようで強めの口調で囁いてくる。
『う、ん…』
彼のこの目にはとことん弱い。
逆らえるわけがない。
このまま好きにされてしまう。
「そこに手ついて」
目の前の壁を指差す咲人。
『う、うん』
求められるがままに、壁に両手をついた。
するとスカートの上から、円を描くようにおしりを撫でられる。
『あぁっ…』
触れられたところからたちまち熱くなる自分の身体。
どれ程までに咲人という男に恋焦がれてしまったのかと怖くなって、思わず腰を引いてしまった。
「逃げんな」
腰を手繰り寄せられ、そのままスカートをまくりあげられた。
レースとリボンに縁取られた純白の下着が露わになる。
『ああっ…やっ、ぁあっ…』
逃げようとしても、逃げられない。
ううん、逃げたくないだけなのかも。
『や、やぁっ…』
まだ下着越しに撫でられているだけなのに、次々と新しい愛蜜が溢れていく。
『ねぇ、ここじゃ声が響くし、ベッドに… 』
「瑠夏が声出さなきゃいい話だろ」
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