お客様は元同級生??告白できなかった憧れの男子といきなりエッチすることになるなんて…

・作

風俗で働く雪乃は常連さんが連れてきた部下の顔を見て驚いた。かつて高校生の時、片思いに終わった憧れの彼にそっくりだったのだ。顔、声、名前で彼が本人だと確信する。風俗が初めての彼をやさしく導きながら、内緒の本番に興奮する雪乃だった。

常連さんに連れられて、暗い照明の店内に顔を出したのは私と同い年くらいの20代前半の男の子だった。

常連のおじさんはこうして時々風俗仲間を増やそうと職場の人を連れてきてくれる。

こういう場所に彼は来たこともなさそうな様子で戸惑っていた。

「あら、佐藤さん。新しいお客さんつれてきてくださったんですね」

「そうそう。雪乃ちゃん相手してあげてよ。俺は指名の子のとこいくからさ。ドリンク適当に頼んでいいから気持ちよくしてやってよ。俺の大事な部下だからね(笑)」

「わかりました♡じゃあ、いきましょっか」

そういって手をつないでソファー席へと連れて行った。

ちなみに佐藤さんは微乳好きで、私のような胸は大きすぎるのだそうだ。

「緊張してますよね?」

『はい、来たことなくて…』

顔を覗き込んで驚いた。

薄暗い照明で気づかなかったけれど、彼は高校の時の同級生で学年一のモテ男だった利久君だ。

数年しかたっていないだけに、風貌は髪形が大人っぽくセットされているのを除いては変わっていない。

当時の私はシャイで、話しかけることもできなかった。

その彼がまさか風俗店に連れて来られるなんて、私は佐藤さんに心の中で大きく感謝した。

「じゃあ、とりあえず何飲みますか?」

ウキウキがばれないように声を落ち着かせて声をかけると、彼は少しほっとした表情になり、ビールを一杯ずつ頼み乾杯した。

パーテーションで区切られた隣のソファーでは佐藤さんががっつり女の子を膝の上にのせて、女の子の控えめな喘ぎ声がもう聞こえてきていた。

「緊張しないでくださいね?」

私は彼の手を取り、そっと口づける。

少し驚きつつも拒否しない彼の手を今度はひらひらしたキャミソール越しの胸の上に置いた。

「触ってみてください」

彼はすうっと息を吸い、少しはにかんだ。

『はい…やわらかいです』

やはり彼の声だ。

80%くらいは確信があったけれど、声を聴いて違う人だったら?と内心思っていたのだった。

「敬語やめましょう、たぶん…わたしたち歳近いよ、ね?」

『はい…うん、そんな気がする』

彼の方は気づいていないようで、少し安心した。

遠慮がちだった彼の手は次第に強く私の胸を揉みはじめた。

「ん…はぁ…ん…キス、してもいい?」

言い終わらないうちに彼から唇を重ねてきて驚いた。

軽くついばむように角度を変えたキスをしていると体温が上がっていくのがわかった。

「名前、なんて呼んだらいい?」

『リク』

唇の間からリクの舌が侵入して、私は興奮を覚えた。

憧れの彼とキスしてる。

そう思うだけで、蜜部がジュンと熱くなった。

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