内緒の週末

・作

交際中の男女、りんと大輝の、週末デート。りんは、デートの後で、大輝の家でするセックスを心待ちにして、公園デートの時から、アソコを濡らしている…。大輝の家で、コートを脱いだりんは、何も着ていなくて…。

春の日差しが暖かい日。いつものように、りんは年上の恋人の大輝と公園で待ち合わせて、大輝の小型犬の散歩に付き合っていた。     

「リン!そっちじゃない!」

大輝はリードを引っ張った。黒々とした瞳を潤ませながら、小さなしっぽを振るのが可愛い。りんは思わず微笑んだ。

そう、りんは大輝の飼い犬と同じ名前なのだ。

大輝との出会いは、この公園だった。大輝の飼っている犬の名はリン。リードを手放し、リンが、たまたまりんの足元にすり寄ってきたことがきっかけだった。

りんは、大輝と知り合ってから、優しく品があって、年上で頼りになるところを好きになり、自分から告白したのだった。

二人が交際を始めてから、りんの仕事休みの週末は、必ずこの公園で待ち合わせをし、大輝の家へ向かうのだった。

りんは、公園デートの後に大輝の家でするセックスを、心待ちにしていた。

公園に着く前から、りんの奥深くは大輝を求めて疼いていた。

「――そろそろウチに行こうか…もう待てができなさそうだからね」

二人だけにわかる合図に、りんは頬を染めてうなずき、大輝と共に家へ向かった。

*****

りんは大輝に続いて、部屋に入ると、大輝が飼い犬をケージに戻すのを待ちながら、じっと立っていた。

大輝が戻ると、りんにいった。

「――よく待てができたね。今度は君の散歩の番だよ」

「…はい」

震えた声で返事をしたりんは、静かにマフラーをとり、コートを脱いだ。

コートの下には真っ白な裸体があり、赤い首輪とリードしか身につけているものがなかった。

「…お…お散歩に連れて行ってください…」

潤んだ瞳に上気した頬が愛らしい。

りんは、腕で大きな乳房を隠しながら、リードを大輝に差し出した。

コートの下に何も着ずに大輝と外出するのは何回もしているが、大輝の前で裸をさらすのは恥ずかしい。

リードを受け取った大輝は、りんの耳元で囁いた。

「わんちゃんはどうやって散歩するのかな?」

りんは、頬を赤らめながら、四つん這いになった。

「よくできました」

大輝は四つん這いになったりんの前に膝をついて、優しく頭を撫でた。

両手両膝が、冷たいフローリングに触れているのに、全身が熱く、気にならないほど、りんは興奮していた。

大輝はリードを引くと、寝室へと向かった。

*****

大輝がベッドを指さし、りんにいった。

「このままベッドに登って、お尻を向けてごらん」

りんはお尻を突き出し、大輝の方を振り返った。

「で…できました」

大輝はベッドに腰掛けると、りんの丸いお尻を撫でた。

りんは、大輝の指先が、大事なところにのびていくのを期待しながらじっとしようとしたが自然と腰が揺れてしまい、恥ずかしそうにしている。

「あぁ…こんなに濡らしちゃって…」

大輝が、人さし指をそっとあてがうと、みるみるうちに呑み込まれていった。

「あ…ぁあ…、ご主人様ぁ…」

りんは悦びの声をあげた。

「こんなにひくひくさせて、りんはほしがりだね」

寝室には水音が響いている。りんの中に入り込んだ指は、いつの間にか、三本になっていやらしい音を立てている。

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