マッサージのご利用は? (Page 2)

「では、まずは足からマッサージしていきますね」
いよいよマッサージがスタートする。ふくらはぎをちょん、っと指でつつかれる。どきんっと心臓が跳ねた。

「さっき選んでくれたオイルをつけていきますね。選んでくれた香りは…ラベンダーだね」
バスローブから出た脚にショウマくんが温かいオイルを垂らし伸ばしていく。
温かい彼の手が何度も滑るたびに、これからのことに期待で胸が高まる。

「では、僕は肩や腕を失礼しますね」
カズマくんが私の肩にオイルを垂らし、指で腕まで伸ばしていく。
手さばきは手慣れたもので、上半身の疲れが溶けていくようだ。

ベッドの中へ溶けてしまいそうなほど、下半身も上半身も心地よい。とろけてしまう。
指で強めに指圧するように二人は体に圧をかけ始める。

圧をかけられているはずなのに、イケメン二人に身体を癒されているせいか、マッサージが気持ちよすぎるのか…。
私の恥ずかしい部分が…湿っている感覚…。

「んっ」

「あ、くすぐったい?」
ショウマくんの指が私の内股の弱い部分に触れ、思わず声が出る。
「華ちゃんの声、かわいいね」

私は何も答えられなかった。
何故か?とてもエッチな気分になっているからです…!

ベッドに顔を伏せた。
――多分、顔、今、赤い。

「華さん」
カズマくんの息が耳にかかる。びくっと私の体が跳ねた。
「タオル、とってもいいかな?」
私はシーツにつっぷして顔を隠したまま、こくこくとうなずいた。

「タオル取りますね」カズマくんの声が頭上から聞こえる。

背中が露わになり、温かいオイルと手が触れるのを、背中に感じた。
「華ちゃん、紙ショーツもはずしていいですか?」
ショウマくんの声が聞こえる。
私は心臓が跳ねた。
――今、外されたら…。
でも、“イイ”と、いうしかない。心臓の音が二人に聞こえていないか心配になった。
心拍数は、確実に上がっている。ドキドキと、焦る気持ちと期待と恥ずかしさがいりまじってぐちゃぐちゃになる。
私は、小さく「はい」と答えた。

両端に結ばれているヒモを外され、私のお尻が露わになっていく。
きっと、ショーツには銀の糸が引いていたことだろう。

――恥ずかしい、恥ずかしすぎる。

露わになった私の後ろ姿。一糸まとっていない。
ショウマくんが太ももからの肉を一気におしりへあげるようにマッサージを行う。

――ああ、そうそう、私下半身のお肉が最近気になっていて…って考えすぎか。彼らはプロのマッサージ師。

「上、失礼しますね」

――え?

上半身にカズマくんが乗る。
乗る、といっても正しくは私の両端に両膝をついているので重さは全く感じない。

――こ、この体制は…。

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