愛のない結婚をした私を助けてくれたのは夫の秘書。やがて結ばれた二人は禁断の不倫旅行へ。決して結ばれることのできない相手だけど、身体は彼を激しく求めてしまって…。 (Page 2)
「く…は…っ…」
賢一さんが悩ましい吐息を漏らし、私の首筋に舌を這わせていく。
私の身体の中に熱いものがかあっと広まっていく。
両脚の間が、切ないほど潤ってくるのがわかる。
「賢一さん…ここにいる間は誰にも遠慮なんていらないわ…私をめちゃくちゃにして…」
「ああ…奥様…」
賢一さんは私のセーターを剥ぎ取ると、豊かな胸をあらわにした。
手慣れた手つきでブラジャーのホックを外し、薄桃色の突起に口付ける。
ちゅ…ちゅぱ…といやらしい音がして、私はたちまち先端に走る快楽に溺れていく。
「ん…はあぁ…もっと…もっと吸ってちょうだい…」
賢一さんの舌使いは絶妙だ。両手で乳房を揉みしだきながら、さらに舌先で、一番敏感なところを探り当てていく。
*****
「ん!ああっ!」
ぴちゃ…ぴちゃ…じゅぼ…。
「奥様…とても綺麗だ…」
「はぁぁ…気持ちいいわ…ああっ…」
私は柱を背に、立ったまま賢一さんに愛撫されている。
すぐ傍には思う存分愛し合えるような大きなベッドがあるというのに、そのベッドまで互いの身体を求め合うことを我慢できないのだ。
賢一さんに胸を愛撫されながら、私はスラックスのジッパーを下ろし、賢一さんの硬く反り返ったソレをしごき始める。
まるで鉄のようにたくましく、熱い。
こんなたくましいものが自分の中に入ってくる…それを想うだけでもう、私の疼きは止まらない。
それを察してくれたのか、賢一さんは舌を私の下半身に滑らせ、やがてその場に跪いた。
フレアのスカートをたくし上げ、そしてストッキングを乱暴に破き始める。
「ああ…!どうしたの賢一さん…。いつもより激しいわ…!」
「今日は奥様を独り占めできる…誰にも邪魔されずに…そう思うと、あなたをめちゃくちゃにしたいのです…」
私はその言葉を聞いて、喜びに震えていた。
一番敏感な場所も、早く愛してほしくてひくひくとうごめいている。
繊細なレースで彩られた黒の下着の上から、賢一さんの熱い舌が襲い掛かる。
「んんっ!ああああっ!」
私は背後の柱に身体を打ち付けた。
賢一さんは下着をそっとずらすと、クリトリスを舌でゆっくりとこねくり回す。
途端に身体中に電撃が走り、私の口はだらしなく開いた。
舌でクリトリスを愛撫しながら、賢一さんは長い指を私の蜜壺に沈ませ、そのまま掻き回していく。
ぐちゃ、ぐちゃ、という水音がする。
*****
「ああああああ…っ」
「奥様、ここ、弱いんですよね…?ほら、もうイキそうでしょう?」
腰がガクガクと震え始める。
「あっ、だめ、それ、いっちゃう、いっちゃうの…」
蜜壺からはびちゃびちゃと激しい音がしていて、私の頭の中は真っ白にスパークしていった。
両方の乳首も固くとがり、いよいよあの瞬間がやってくる。
賢一さんの顔は私の水しぶきでびしゃびしゃに濡れている。
「ああああっ!もう…ダメぇぇぇ!!!」
まるで獣のような叫び声を上げ、私は達してしまったのだった。
しゃがみ込んだ私をベッドの縁に立たせ、両脚を開かせると、そのまま賢一さんが私の中に侵入してきた。
よかった
切なくてよかったです。最近メルノベさんの作品、誤字脱字も減って読みやすくなって嬉しい
るる さん 2021年4月14日