誕生日前日。初めて彼と繋がる日……のはずが指だけで何度もイカされることになるなんて! (Page 5)

「は、あぁ……あん……優、待って……あぅッ」

膣内に挿し込まれた優の指は、まだ抜かれていない。

由香は手を伸ばして止めようとしたが、優にやさしく握られてしまう。

「由香、本当に初めて?それとも、俺のことを信頼してくれてるから、こんなに感じてるのかな」

「あっ、あぁッ、やめ……っ」

敏感になった女芯を軽く擦られただけで、由香の腰がビクンッと反応する。

その後、由香は何度も絶頂を迎えることになった。

やっと解放された頃には、秘部は熱くとろけていて腰がしびれたようになっていた。

言葉を発する気力もなく、目に涙をにじませて荒い呼吸を繰り返す由香。

ほてった頬に、優からやさしいキスが落とされた。

「あ、日付が変わってた。由香、誕生日おめでとう。ちゃんと人間のままだよ。綺麗な由香のままだ」

「ん……」

「じゃあ、証明も済んだことだし、続きしようか」

「続き……?」

「最後まで……ね?」

由香の脚が大きく開かされて、愛液でグチョグチョになった秘部を晒される。

指でさんざん弄ばれたそこに、指よりも太く硬いものが当てられた。

初めての時は、とんでもなく痛くて気持ちいいことなんて一つもないらしい。

それはとても怖いが、それ以上に由香は期待した。

もっともっと彼を近くに感じられるはずだと。

「……よろしく」

そう言ったら、優が吹き出した。

「こちらこそ」

ググッと肉棒の先端が押し入ってくる。

「……っ、んぅっ」

肉棒はどんどん深く侵入してきて、やがて身体が引き裂かれるような痛みと同時に充足感を由香に与えた。

(ああ、やっと優と一つに……)

痛みの中にわずかな快楽もあり、身体の深いところで優と繋がってとても幸せなのに、気持ちがいいとは言い切れず……。

すべてが終わった時には、今まで味わったことのないような疲労感だけが残った。

(皆が言うように、いつか気持ちいいと言えるようになるのかな。優は、その時まで一緒にいてくれるかな)

ちょっぴり不安になった時、温かい手にやさしく髪を梳かれた。

隣を見ると、優が微笑んでいる。

「受け入れてくれてありがとう。これから由香のイイところ探っていくから、よろしくね」

優が「これから」と言ってくれたことに、由香は安心した。

秘部にはまだ、貫かれた痛みと違和感がほんの少し残っている。

でも、次のセックスを怖いとは思わない。

それどころか、優にも気持ちよくなってほしいと思っている。

口に出すのは照れがあったので、由香は優に身を寄せることで気持ちを表した。

彼のぬくもりを感じながら、由香は眠りに落ちていった。

Fin.

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