誕生日前日。初めて彼と繋がる日……のはずが指だけで何度もイカされることになるなんて！ (Page 4)

膣内の違和感が、異物感に変わった。

少し気持ち悪い気もしたが、嫌ではない。

きっと、触れているのが優だからだ。

挿し込まれた指が、少しだけ動いた。

異物感に別の感覚が混じってくる。

胸を揉まれて乳首を責められていた時、由香の身体をビクビクさせていた感覚に似ている。

「は……っ」

「やっぱり欲しがってる。締め付けてくるよ」

「か、勝手に……」

「もしかして、感じやすいのかな」

指の動きが少し大きくなった。

その時、由香の身体が快感に跳ねた。

「あ、はぅ……っ」

それから立て続けに同じところを責められ、由香はシーツを握りしめて悶えた。

「だめ、だめぇ」

腰をくねらせて逃げようとしても、優に捕まえられて感じるところを執拗に責められる。

これまでとは比較にならない大きな快楽が、由香を飲み込もうとしていた。

「あっ、あっ、あぁぁッ」

由香は背を反らして全身をビクビク震わせながら果てた。

ボーッとする頭と荒い呼吸。

それから、絶頂の余韻で痙攣している秘部。

身体はほのかに熱を持ち、しびれていた。

由香が男にイカされたのは、これが初めてだった。

ぼんやりと天井を眺めている由香の視界に、ひょいと優の顔が入ってくる。

「やっぱり、由香は綺麗だね。本当に……綺麗だ」

まぶたにキスを落とされた。

そして、唇。

由香は自分から舌を差し入れて、優を求めた。

再び、秘部に彼の指が沈む。

グチュ、とあふれた愛液の音がした。

まだ敏感な膣内を擦られた由香の腰が、ビクンと大きく跳ねる。

強すぎる刺激だったが、由香はもっと欲しくなっていた。

できれば、指ではなく……。

「優。私、あなたが……」

「待って。まだ誕生日になってない」

「もう。信じてないくせに……あっ、あんっ」

先ほどとは違うところにも、由香は反応した。

優の指の動きに遠慮がなくなってきていた。

それにつれ、由香の喘ぎ声も大きくなっていく。

一度快感を得た身体は、すっかり貪欲になっていた。

二度目の絶頂はあっという間にやって来て、由香を甘く啼かせた。