緊縛師に寝取られて
夫が呼んだ緊縛師によって亀甲縛りにされた静香。すべては夫の勃起不全を治すため。やがて夫の要求はエスカレートし、ついには「妻を犯してほしい」と緊縛師に頼みこむ。静香は夫の目の前で緊縛師の愛撫と男根を受け入れることになったが…。静香の努力は果たして報われるのか…!
「静香…これは私たちのためなんだよ」
縛り上げられた愛妻・静香の耳元で、夫の雄一が諭すように言った。
「あぁ…あなた…」
静香は亀甲縛りされた上半身を揺らす。
夫に手を伸ばしたいがそれも叶わない。
後ろ手に固定された腕を、緊縛師の楠田が引き上げた。
「ああっっ」
無理やり立たされた静香の恥丘に、真っ赤な麻縄が食い込む。
複雑に縛られた上半身は、縄と縄の間から静香の白い肌がぷっくりと押し出され、締め付けられた乳房はいやらしく形を歪ませていた。
「さぁ、完成です。いかがでしょうか?」
楠田が雄一の前に静香を突き出す。
雄一はまるで美術品でも鑑賞するように、さまざまな角度から静香を眺めた。
「美しい…乳房も割れ目もいつもより肉々しく見えて、とても官能的だ」
「やだ…そんなこと言わないで…」
「ご満足いただけたようで安心しました。それでは私はこれで…」
楠田は雄一に頭を下げると、部屋を出る準備を始めた。
「ちょっと待ってください、楠田さん」
「何か?」
雄一の声に楠田が手を止めた。
「お願いがあるのです。静香を…妻を犯してくれませんか?」
「あなた…何を言ってるの…!」
「お約束では、緊縛プレイの準備だけという話でしたが?」
「えぇ、気が変わりました。緊縛プレイで犯される妻を見たくなったのです」
「そんな…っ」
夫の信じられない告白に、静香の体が震えた。
「犯すとは、ずいぶんと物騒な言い方ですね」
楠田は柔らかく落ち着いた声で答える。
その声にどこか冷淡な含み笑いが感じられ、静香は恐る恐る自分を縛り上げた男の顔を覗き込んだ。
「楠田さん…まさかお受けにならないですよね?」
「そうですね…犯すだなんてことは、さすがに」
静香がほっと胸を撫で下ろしたのも束の間、雄一が懇願するように楠田の腕にしがみついた。
「お願いします!報酬はいくらでもお支払いします!どうしても妻が私ではない男の手で汚される姿が見たいのです。…何をしても治らなかった私の不能も今回こそは…!」
息子でもおかしくない年齢の楠田に、ペコペコと頭を下げる雄一を見て、静香は胸が苦しくなった。
「旦那様がこうおっしゃっていますが…どうなさいますか?」
楠田の切れ長の瞳が、静香を見下ろす。
「み、見てくれ静香!ほんの少しだけど今、反応しているんだよ!」
雄一が静香の前に自身の股間を突き出した。
十分ではないがスラックスが膨らんでいる。
静香は小さく息を吸うと楠田を見上げて言った。
「…私からもお願いします。このまま夫の前で私を犯してください」
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夫の前で恥ずかしい目にあわされるなんて…想像しちゃいました。最後は二人の間でなんて。
めぐ さん 2020年12月3日