秘密のセラピーはスイートルームで (Page 2)
ネクタイを解き、真っ白なシャツを脱ぐ。
たったそれだけなのに、まるで映画のワンシーンのような優雅で美しい動きだった。
西条の体に残っているのが黒いボクサーパンツだけになって初めて、有沙は気恥ずかしさを感じ目を逸らした。
「ふふ…可愛い反応をするね。部屋、少し暗くしようか」
部屋が暗くなると、下着を脱いだ西条が有沙のワンピースに手をかけた。
生地と素肌の間を西条の指が行き交う。
有沙はピクっと何度か肩を震わせた。
「綺麗な体をしてるね…滑らかで柔らかい」
西条の低く艶っぽい声が有沙の耳を優しく犯す。
有沙はあっという間に下着まで脱がされて、一糸纏わぬ姿で西条の前に立った。
「さぁ、セラピーを開始しようか」
西条は有沙の背中と膝裏に手を入れ、軽々と抱き上げた。
そして、そのままスイート仕様の豪華なベッドにゆっくりと降ろした。
*****
「…ぁっ…んんっ…はぁ…っぁあ…っ」
有沙は小さく嬌声を上げながら、30分も同じ愛撫を受けていた。
うつ伏せの裸体に、足の指から首筋まで西条の熱いキスが降り注ぐ。
少し前から、唇の後を追うように肌をなぞる指が加わって、有沙は何度も淫らに背中を震わせた。
「肌がどんどん熱くなるね」
西条はそっと肩に触れると、有沙を仰向けにした。
そして汗ばむ有沙のおでこに、軽くキスをした。
「唇にはしないでおくね」
西条の心遣いに、有沙の胸がきゅっと鳴った。
「胸もキレイだ…先端が苺みたいに赤くなっていて、とても美味しそう…」
西条は有沙の乳房を下から持ち上げるように優しく揉んだ。
「ああッ…」
有沙の小ぶりな乳房がプルンっと跳ねる。
西条は円を描くように唇で乳輪をなぞった。
先端の果実が、みるみる赤く勃ち上がっていく。
しかし西条はその真っ赤に主張した突起に、いつまで経っても触れなかった。
「ぁ…んんっ…西条さんっ…」
有沙はもどかしさを覚え、思わず腰をよじった。
「有沙ちゃんどうしたの?腰、浮いてるよ」
「やっ…」
有沙は思わず赤面した。
「ここも舐めてほしくなっちゃった?」
西条が有沙の乳首に、フーッと強く息を吹きかける。
有沙はビクンッと腰は反らし、小さく頷いた。
えっろ...
西条さん…現実世界に…はよ…!
匿名 さん 2020年10月17日