とある教授と教え子の歪な関係
棚田修と早坂舞は、教授とその教え子という関係でありながら身体を何度も重ねていた。舞は修に夢中で、どうにかこの関係を続けたいと思っており、修の気持ちを知らない。それでも自分をどうにか見ていてほしいと舞は思い、修もまた舞に対する、ある想いがあった。
「やあ、早坂君」
棚田修は、ある大学の日本語学教授である。
大学生から見た大人の色気と、その気さくでありつつも猫のような自由さがあることから人気が高い。
そんな棚田には、ある噂があった。
それは、セミロングの髪の毛が結われている日は、女を抱く日であると。
いつの頃から言われ始めたのかはわからない。
だが、身に纏う香水の匂いが違うだとか、いつもはなんとなく気崩している服をしっかりと正して着ているだとか、そういうところを目ざとくみていた者からそう言った噂話が広がり、すっかり根付いてしまったようだ。
「もう、髪の毛結ぶのやめたらどうですか」
修のいる教室に入った女性、早坂舞はその髪の毛の結び目を触りながら言う。
「どうして?セックスしている時に、僕の髪の毛がかかってくすぐったいと言い出したのは君だよ?」
「そうですけど、みんな噂してるんですもん」
「僕と君がこうして人の気がなくなった夕方以降に、こっそりセックスしているってことが?」
「私とは断定されてません。でも、いつバレてしまうか……」
早坂舞は、修の勤める大学に通う学生の一人である。
入学して三年、優秀な成績を修める学生であり、真面目で教師陣からも評価が高い。
古風を思わせる切り揃えられた前髪と黒髪の三つ編み、物静かな態度も大人しい性格を滲ませている。
そんな舞は、年齢差がありながらも修が好きだった。
憧れという一つの気持ちを、恋と勘違いしてしまっているのかもしれない。
だが修が教室に忘れていったカーディガンを使い、一人で自慰に耽っていたのは事実であり、恋だという気持ちを加速させていった。
偶然にもそこに鉢合わせた修は、それで満足できるのかと舞を煽った。
その時から二人の関係は続いている。
「バレていないならいいさ。それに、そういう人柄に関する噂は僕をより引き立たせてくれるしね」
「……」
「不満かい?」
「……教授は、やっぱり人気なので」
「いつか他の人に取られてしまうと?」
舞は椅子に座った修の足元に跪き、スラックスのジッパーを下げる。
じりじりとゆっくり下ろし、下着をずらして修のまだ昂っていない柔らかい男根を持つと、舞はゆっくりとそれを舐めた。
ツンとした雄のにおいが舞の鼻孔を走っていく。
労わるように優しく舐めてやると、修の男根は少しずつ硬度を増していった。
「君ほど僕に熱心な人間もいないさ。噂はあるだけで、真偽を確認してこようという人もいない」
「でも、もしそういう人が出てきたら……」
「軽くあしらうだけだよ」
修の返事にほっとしたような表情を見せた舞は、半立ちになった男根を口に含み、その先をチロチロとした先でくすぐった。
ぴくり、と脚を動かす修だったが、満足そうな顔で舞を見下ろす。
舞はそんな修の視線には気付かず、必死に男根への奉仕をしていた。
窪みのあるところを舌で刺激し、口全体を使って男根を飲み込み、裏筋に舌を這わせる。
カリ首もきっちりと以前より教えられたように舐め、滲み出てきた我慢汁もすべて飲み込んだ。
「ああ、もうそのくらいでいい。そろそろ入れてほしいだろう?」
修にそう言われ、舞は口から男根を離し、立ちあがる。
舞の唾液によって濡れた男根は脈打っており、ビクビクと震えていた。
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