年下わんこ系彼氏と塩対応な私 (Page 3)
遠慮がちに入れられていた指は私の声を聞くと、さらに奥へと進められてしまい、敏感なところを擦り始めた。
「や、陸っ……ばかっ、それ、や!やだっ……あ、あぁっ!」
「はあ……杏奈、可愛い……気持ちいい?」
「んっ、んう!きもちいっ、気持ちいいからっ、それやめっ、て……あっ、あっ……!」
身長と同じように指先も長い陸の指は、とても奥まで届く。
ぐりぐりと気持ちいいところを擦られ続けられると、私は自然と脚を開いてしまうし、声も出てしまう。
頭がぼんやりとしてきて陸にしがみつくと、陸は指を抜いた。
ふーっ、ふーっと荒い呼吸の陸は自分のスウェットと下着を同時に下ろす。
勢いよく出てきた陸の熱はすっかり硬くなっていて、凶暴がそのまま形になったようだった。
「杏奈、お尻こっちに向けて?」
陸の熱を見て生唾を飲み込んだ私は、大人しく言うことに従う。
ソファの背に手をつき、膝立ちになってお尻を陸へ向けた。
私の腰からお尻にかけてゆっくりと撫でる陸の手に反応して、私はまた身体を震わせる。
「はー……一回で終わりたいけど、治まるかな」
「……治まってもらわないと、困る」
じと、と見ると陸は困ったような顔をしていた。
困るのはこっちの方なんですけど。
「本当はいつだってもっとしたいんだけどね」
「えっ」
「んじゃ、入れるよ」
陸の熱の先端が、じっくりと私の中に入ってくる。
「んっ、う……」
ゾワゾワとした感じが私の背筋を駆けあがる。
私の中を、陸の熱が埋めていく。
「あー……気持ちいい……」
私の様子を伺いながらじわじわと腰を進めてくる陸は、うっとりとした様子で言った。
首の後ろに陸からキスを落とされ、また私は身体を震わせる。
「動くよ」
緩いピストンが始まり、陸の手が私の腰を掴む。
私はソファの背におでこをつけて、その律動に身を委ねた。
「あっ……あ、やっ……は、ああっ……」
聞こえてくる水音が恥ずかしい。
陸の熱が私の奥をずっとコツコツと突いていて気持ちがいい。
「はあっ……杏奈……杏奈……」
私に抱き着き、必死に腰を振る陸。
初めてこういうことをし始めた時くらいはがっつくなあ、としか思っていなかったけど、7年も続けば不思議と可愛く見えてくるもので。
そう、陸が私のことを好きなように、私も気付けば陸のことが大好きになっていたわけで。
「杏奈……好き、好きだ……杏奈ぁ……」
普段も敬愛を込めて私の名を呼ぶ陸。
私は普段、恥ずかしい気持ちが先行してついそっけない態度をとってしまうけど、それでも好きだとずっと伝えてくれる陸。
私の大好きな人。
「わた、しも……」
こういう時だけは、私も素直になってしまう。
わんこ彼氏の甘えながらの責めが可愛くてエッチでした!
続きも読みたいです…!
ぷよこ さん 2020年8月23日