バラ園の秘めごと-美しき人妻と純情BOY- (Page 5)

アクメに達し茫然とする艶子の口内に、新のスペルマが勢いよく多量に「ドピュッドピュッ」と流し込まれる。

ほとばしる精子を直に感じながら、これを子宮で受け止めたのなら、どんなに心地よいだろう?と妄想しつつ、艶子はゴクゴク全てを飲み干していく。

ザーメンを飲んで貰った満足感でいっぱいの新は、芝生の上で強く艶子を抱きしめる。

「無理やり、すみません…。でも、我慢できなくて…」

申し訳なさそうに言う新を愛しいと思い、艶子は彼の手を取り、優しく微笑んだ。

「いいの。私も嬉しかったから…」

「艶子さん…」

こうしてお互いの気持ちを確認しあった2人は、唇を重ね合わせた。

今度は劣情から生じるキスでなく、愛情を確かめ合うための優しく甘美なキスであった。

*****

両親も祝福した結婚を今更、解消することは出来ない。

また年若い新にも、すぐに別の出会いがあるだろう。

結局、自分がこうして年若い新に求められるのは、ほんの僅かな期間なのだ。

今この瞬間、美しくとも、いつかは枯れてしまう、あのバラのように。

だからこそ、期待をせず、いつかは終わるものだと己に言い聞かせながら、関係を続けて行こう。

でも、どうせならば一生の思い出になるよう、きちんと記憶を脳裏に焼き付けていきたい。

そんな複雑な思いを抱えながら、艶子は新の腕に抱かれながら、栗色の髪を優しく撫でられるのであった。

Fin.

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