年下の可愛らしいアルバイト君は年上の私に遠慮しない (Page 2)
今日は別のスタッフが発熱休みになり、その変わりに彼が出勤してくれたから、見事に勤務がかぶってしまった。
「そんな職務使うようなことしないわよ」
「ウソだ。俺が距離詰めてるからドキドキしてくれてるんでしょ」
「違うわよ」
「そんな紅い顔して言われても説得力ないですよ」
どんなに否定しても顔が紅くなるのは止められない。
駅の方まで結局彼は着いてきて。
「私はこっちだから。また、今度ね」
「何言ってるんですか。着いていくに決まってるでしょ」
彼は腰を曲げ顔を近づけ、耳元で
「あと少しで俺のものに出来るのに、ここで逃げ出すわけないでしょ」
その言葉にビックリして彼の顔を見れば、あまりの顔の近さに慌てて身体を引いたが、彼の腕が腰に回り逃げることは出来なかった。
「行きましょ」
そう言って私の手を引き改札を通っていった。
時間帯は帰宅ラッシュ。
乗りたい電車が到着しときにはすでに人がいっぱい。
それでも乗り込みドア側に押し付けられてる。目の前には私の腰に腕を回し抱きしめる形の彼。
彼の顔は私の耳元に近い。
一気に距離が縮まり、ドキドキが止まらない。
「風波さん?本当はここを出た時に言いたかったんだけど…」
彼を見上げれば、仄かに顔を赤らめてる。
「渡辺くん?」
「好きなんです。付き合って」
こんなところで告白なんて…
周りは聞こえてないか不安だけど、このぎゅうぎゅう詰めに構ってられないのか、みんな必死に立ってるみたいで、聞こえてないみたい。
「なんで、今…」
「こんなに密着してたら触りたくなる…俺と付き合って…うんって言ってくれないと…触れない…」
電車が揺れたタイミングで彼の身体がまた近づき密着して、彼の下半身が身体に当たってる。
その中心部が固くなってるのが分かる。
「ちょっ…なんで…」
「好きなんだから仕方ないです。お願い…俺と付き合って」
彼が私に欲情してて、顔を赤くしてて…
全てが愛おしくて、可愛い。
気づけば小さく頷いていた。
頷いたのに気づいた彼の目は急にギラついて、一気に腰に回された手が服のなかに入ってきた。
「えっ…まっ…て」
「しー。我慢して」
もしもし?
続きがメインに成るのでは?
中学生の作文みたいでしたが
小説として続編を希望します
なかなかでしたよ
美樹 さん 2025年6月5日