大学にOBとして来た彼のにおいに、うずく下半身。ある夜、街中で見かけた彼に、声をかけたらホテルに連れていかれ… (Page 2)
彼の手は、大きく温かい。
汗の湿りすらも、私の心をドキドキさせた。
街灯の少ない細い道まで連れていかれると、清水さんは足を止めた。
私をまっすぐ見つめ、
「本当に、色気あるね」
と呟き、身体を抱き寄せる。
清水さんは首をかしげ、優しく唇を重ねてきた。
やわらかい。
彼のにおいを、全身で感じる…。
重ね合った唇。やがて、舌先が私の唇をなぞり、そっと入ってくる。
彼の舌を口の中で感じながら、私は歯と歯の間に隙間をあけてあげた。
その隙間にぬるぬると差し込まれる、清水さんの舌。
膣の中がキュッと締まるのを感じた。
「ん…」
つい、声が漏れてしまう。
彼は更に舌を動かし、歯の裏を撫で回したり、舌を絡めてきたりした。
私も遠慮がちに絡めた舌を少しずつ、動かしていく。
肩を抱き寄せていた彼の手が、耳たぶを触り、やがて首筋、そして鎖骨を撫でてくる。
もっと、下を触って欲しい。
胸と、腰のラインと、もっと下のほてっている大事なところを…。
清水さんは不意に唇を離し、至近距離で私の顔を凝視した。
「すごいエロい顔してる。気持ちよかった?」
彼の言葉に私は黙ってうなずいた。恥ずかしかったからではなく、気持ちよさすぎて声を出せなかったのだ。
「行く?ホテル」
その言葉に、私はどうにか「はい…お願いします」と答えた。
指と指を絡め、手をつないで細い路地を後にする。
彼のにおいをもっと味わえる。
そして、熱くなった部分に触れてもらえるのかと思うと、愛液がとろりと漏れたのを秘部に感じた。
*****
ホテルに入るなり、清水さんは私をベッドに押し倒した。
「待ってください。シャワー、浴びてない…」
「ごめん。待てない」
彼はそう言って、私に覆い被さってくる。
唇を押し当ててきて、すぐに舌を滑り込ませてきた。
絡み合う舌。
混ざり合う吐息。
「んっ…ん…」
私も声を抑えることはしなかった。
快感に身をゆだね、深いキスに溺れていく。
長いキスのあと、清水さんは唇をそっと離した。
唾液が糸を引き、口の端に生ぬるさを感じる。
「ねえ、このあとどうしてほしい?」
清水さんは、優しい瞳を向けて聞いてくる。
私は恥ずかしくて目をそらしながら、
「身体…触ってほしいです」
と伝えた。
「了解」
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