雨宿りはコーヒーの香りと共に (Page 3)
「こんなに可愛くて素直な英ちゃんと五年も付き合っていたのに、どうして別れるんだろうな」
ちゅ、ちゅと首筋にキスを落としながら湯沢さんが言う。
「んっ……う……」
「俺だったらもっと早くに結婚してた」
胸元をはだけさせられ、その頂点を口に含んで転がされながらそんなことを言われると、私はもう声を抑えられなかった。
「あっ、んっ!」
「いつもニコニコしてお酒美味しいですって頻繁に来てくれてさ」
もう片方の乳房は湯沢さんが優しく触ってくれて、それがとてももどかしくて。
「彼氏の愚痴を聞きながら、俺だったらこうしてるのにっていつも考えてたよ。こんなおじさんがさ」
「あっ……湯沢さんっ、あっ、吸っちゃ、や……!」
胸の頂点を少し強めに吸い上げられて、身体が震えた。
ずっと身体を撫でていた湯沢さんの手は私のアソコに触れ始め、下着をずらして中へ入ってくる。
自分でも思っていた以上に濡れていて、湯沢さんの指は簡単にアソコの奥へと入ってきた。
「やあっ!あ、あぅ……ん、あっ……」
「ずいぶん濡れてるじゃないの。ん?」
「や、だめっ……言わないっ、で……」
ぐちぐちとはしたない水音が聞こえる。
まだほんの少し胸や身体を触られただけなのにこんなに濡れてるなんて、初めてかもしれない。
しばらく意地悪にねちっこく責め立てられて、自然と涙が落ち始めた頃。
私の唇にキスをしながら、湯沢さんは言う。
「もう後戻りできないからね」
のし、とアソコにゴムを付けた熱くて硬いものを乗せられて、私は思わず息を飲んだ。
正直に言うと、元カレより大きい。
入るかなあとぼんやりした頭で思っていたけど、その熱が欲しいなあとも思っていた。
「……湯沢さん」
「ん?」
「もう一度言いますね……私を、抱いて……ください」
そう言って私は挿入しやすいように、自分からアソコを開いた。
今までこんなことしたことなかったのに。
いやらしいって思われないかな?
もうこんなことしてるし、かまわないか。
湯沢さんは髪の毛を掻きあげて、ニヤリと笑った。
「ああ、英ちゃんが望むなら」
ぐっと、下半身に重力がかかる。
「あっ……あああっ!」
ぐぐぐ、とすさまじい圧迫感が襲い掛かってきた。
アソコがみちみちと掻き分けられ、広がっていくのを感じる。
「はっ……あ……」
「まだ半分だけだ……もう少し頑張ってくれ」
「も、少しって言っても……あっ、うあっ!ひっ、あああ!」
肉芽もクリクリと弄られて快感の波が押し寄せる。
身体を仰け反らせ、シーツを掴んでも身体の中に溜まっていく快感に、どうすればいいのかわからない。
私の腰を持って、湯沢さんはどんどん奥へ入ってくる。
一番奥までぎっちりとした感覚に埋められると、ようやく湯沢さんの前進が止まったようだった。
毎回楽しみに拝見させていただいております。今回もとてもえっちでよだれを垂らしながらドキドキして読ませていただきました。湯沢さんの熱意に答えるように身体から心が繋がる英ちゃんがたまらなく好きです。また次の作品もひっそりと楽しみにしています。
犬好きの匿名 さん 2020年7月7日