秘密の恋人 (Page 2)
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私はその日は残業をしていた。
次回の会議の議事録作り、今日の会議の結果、それも課長の愛し合いたい発言でいつものやる気が3分の1減ったせいだ。
会社では誰が何を聞いているか分らないのに、その発言はアウトだと思う。いや、アウトだ。
もう誰もいなくなった時に彼氏もとい課長が現れた。
「残業、お疲れ様」
「お疲れ様です、課長。課長も残業ですか」
そういうと、朝の時みたい私を抱きしめ、フロアの死角に私を連れ込んだ。
抵抗しようとすると、深くキスされ、同時に耳を撫でられた。
私は弱点を刺激され段々と抵抗ができなくなってきた。
「っ」
「もう我慢できない、今すぐ愛し合おう」
「ダメです」
まだ、理性があった私は課長から逃げようとしたが、課長は強引に私の服を脱がせ前戯をはじめてくる。
そして、課長の男根は大きいため、私の秘部を念入りにほぐしていく。
私はその快楽に落ちそうになりながらも耐えていた。
「挿入するよ」
「だめです。こんなオフィスでなんて」
課長は私の意見を聞かずに挿入し、ガンガンと腰を振り始めた。私は課長の男根の大きさと腰の振りで、喘ぎ声を上げることしかできなかった。
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「愛し合っている時の君は本当にかわいいね。ずっとこのままでいたい」
私の彼氏はなんというか、前より執着心がアップしている気がする。
独占欲の強いイケメン上司を持つとこうなるのだろうか。
これからは周りとの、特に男性同僚や後輩との交流に気をつかわないといけないのか。
「課長、仕事は仕事。プライベートはプライベートでいいですよね。そういう分別のある人好きなので」
そう言って、どんな反応をするだろう。
「そうだね。仕事は仕事。プライベートはプライベートだ」
えっ。それでいいんだ。まぁ彼なりの譲歩かもしれない。
「好きですよ、課長」
Fin.
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