ネッ友と初対面えっち (Page 2)

手首から肘へ、肘から肩へ、肩から鎖骨へ手が伸びる。

手の先が胸に当たる。

高鳴る胸を抑えられぬまま行き先を見つめ、手のひらが乳輪に触れようとしたそのとき。

スッ…っと、手のひらが避けるように流れた。

胸を押し上げるように触れられ再び手が乳輪に近づくものの、そのまま腹を洗わられる。

焦らされた乳輪は触れていないのにも関わらず芯を持ち始め刺激を今か今かと待ち望んでいる。

由美は堪らず内腿を擦り合わせるとヤノスケを見上げた。

「あ、あの…」

「んー?どうかした?」

「さ、触って…くれませんか?」

自分が強請っていることに恥じらいはあるものの、このまま焦らされ続けるのは我慢できない。

ヤノスケは悪戯っぽく笑うと首を傾げた。

「触ってって、どこを?」

「どこって…」

言うのを躊躇っている内にヤノスケは下乳を撫でる。

肋の筋をなぞられ脇に触れ。

乳輪には触れぬまま周りを執拗に撫で回している。

「ほら、ちゃんと触ってますよ」

「そ、そうじゃなくて…!」

由美は顔を真っ赤にしながら俯いた。

しかし、我慢などもう限界だ。

伏せ目がちで彼を見上げるとゆっくり口を開いた。

「乳首…触ってください…」

彼は微笑みながら頷くと胸を触っていた手を乳輪へと伸ばした。

待ちに待った刺激に、歓喜のあまり体が震える。

優しい手つきにもどかしくなり由美は押し付けるように身を乗り出す。

するとそれを察してか、今度は強くつねるように乳輪を摘む。

「あっ…!」

堪らず声が漏れる。

ヤノスケは楽しそうに喉を鳴らすと乳輪の先をピンッと弾いた。

「ひっ…!ぁっ、ぁっ、ぁぅ…!」

「泡がぬめぬめしててしっかり摘めないなあ」

「ぁっ、できてっ…!ます…っ」

彼が何度も摘もうとするたび指が滑ってしっかりと摘めない。

けれどもその刺激は由美には十分快楽へと変わり、むしろ痛みがない分脳が眩むほど気持ちよかった。

快楽に伴い内腿が跳ね、足にうまく力が入らない。

よろけるように壁に寄りかかるもヤノスケの手は乳輪から離れなかった。

「ぁっぁっあっ…!ま、まってっ…!まってく、だ…ああああっ!」

由美は無意識のうちに腰を振ると体を痙攣させて甘く果てたのだった。

足に力が入らず、ガクッと体が倒れるもヤノスケが支える。

点滅する視界、荒い呼吸、心地よい余韻。

胸だけで果てたのは初めてだ。

驚きと快楽とが相まって夢心地でいると、頭上から声がした。

「大丈夫?」

「はい…大丈夫です…」

「ならさ、今度は俺の体も洗ってよ」

「あっ…はい…」

なんとか呼吸を整え、由美は自身の足で体を支えた。

ボディソープを手に取りヤノスケと同じように体を洗う。

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