女性用風俗で彼氏をゲットした話
内館莉奈は彼氏に振られた。ヤケになって女性用風俗でセラピストを呼んだら相手はなんと会社の同僚で、社内で一番の人気者の佐竹恭二だった。最初は戸惑うものの、失恋の勢いで莉奈は恭二にセラピーを頼む。恭二はセラピストの「まひろ」として莉奈に奉仕するのだが。
女性用風俗で呼び出したセラピスト「まひろ」はなんと会社の同期の佐竹恭二だった。
莉奈はホテルで「まひろ」こと佐竹恭二と対面して言葉を失った。
それは恭二も同じのようで目を大きく見開いてホテルのドア、入ったところで立ち尽くしている。
うちの会社、給料が安いから副業に手を出してる従業員が多いって聞いてた。
隣の部署にはキャッチをやってる人もいるくらい。
だけどまさか。
「内館……莉奈さん。えっと、どうしよう」
恭二は頭をかいてうつむいた。
こちらこそどうしようだ。
彼氏に浮気されてなぜか別れを切り出され、やけくそで呼んだ女性風俗のセラピストが同僚だなんてもうギャグでしかない。
「「会社には黙ってて!」」
ふたりの声がホテルの壁にハモる。
その同調がおかしくて、莉奈は思わず吹き出した。
「ふっふふ。なにこれ、なんて偶然」
恭二もつられて笑った。
「ほんとだよ。すげーね。こうなると運命だよ」
端正な顔が笑顔でさらに魅惑的になる。
サイトの紹介画像では目から上がモザイクで隠れていたのだが、それでも見える口元やあごの線でもよく整っている顔なのが分かるくらいだった。
おまけに人柄もよくて会社での人気は高い。
そんな恭二が「まひろ」という源氏名で風俗をやってるなんて。
「生活苦しいんだ。恭二くんも」
「それもあるけどさ、会社だけだとなんか人生退屈で。それでとにかく刺激的なことしたくて」
いつの間にかホテルのベッドにふたり腰かけてなんとはなしに会話を交わす。
「それにしても内館さんがこういうところ利用してるなんてね」
「アンラッキーだね」
「……そうでもない、かも」
「え?」
「なんでもない。それでどうする。セラピー」
「えーと」
莉奈のやけ気味の気分は今や大胆に変貌していた。
会社一のイケメンにご奉仕してもらえるなんて最高じゃないか。
「受けるわよ。もちろん」
「え、いいの?」
「うん。じゃあシャワー浴びよ!ふたりで」
莉奈は上着を脱いだ。
「内館さんがいいんなら……」
「莉奈って呼んで。私はまひろって呼べばいい?」
「んー---」
恭二は本気で悩んでいるようでなかなか答えを出さない。
「いいわ。まひろって呼ぶ。今日のあなたは私のセラピストだものね」
「あ、そうだね。うん」
莉奈と「まひろ」は連れ立って風呂へと向かった。
*****
脱いだまひろの裸は見事なものだった。
少し中性的な顔立ちに違和感を感じさせないしなやかな筋肉のついた全裸。
思わず下腹部を凝視してしまう。
まだそこは反応がないが、そこを見つめる莉奈のヴァギナは興奮ですでに少し濡れ始めていた。
仰向けで始まったはずなのに背中とお尻のマッサージ……笑 シチュエーションは好みなのに感情移入できなかったです
あさひ さん 2024年12月26日