泥棒だと思ったら彼氏でした!拘束されてはじめての快感にとまどう私 (Page 2)

そう言った瞬間、私は声を上げそうになった。
男の手が、ブラウスに触れたのだ。ボタンを一つ一つ外していき、中に着ていたキャミソールが鎖骨のあたりまで捲り上げられる。
薄い桃色の下着が揺れ、恐怖からか、乳首が痛いくらいに赤く色付いているのが見える。

男はブラをあげると、熱く昂るそれを両方とも摘み上げた。思わぬ痛さに、涙が溢れる。
「や、やっ…!いたっ、痛い!やめて!」
律以外の人に触れられて、感じるわけない!
私は足をばたつかせ、なんとか抵抗しようとした。

律は私のはじめての彼氏だった。

自慰の経験もなく、感じるということがよくわからない私は、律と感じるとこを探すところから始まった。
最初はくすぐったさしかなく、濡れることもなくて、律のモノを入れることすらできなかった。

でも二人で抱き合ったり、キスをしたりする時間がただ幸せで。
一緒にいれることが何よりも嬉しくて……。
会いたいなぁ、律。

*****

そんな考えを打ち消すように、男は私に見せつけるように舌を垂らすと、舌先で乳首を舐め上げた。
ぴくりと体が反応する。

ちゅくちゅくと、唾液を含んだ水音が耳に響き、だんだん変な感情になっていく。
腰を動かして逃げようとするも、男は舐めることをやめない。
舌先でほじるように刺激され、体が跳ねる。

そういえば、律は胸を弄るのが好きだった。
吸いついては舌で刺激し、指で弄び、胸の刺激だけで散々イかされた。
そのせいか、胸を弄られるとどうしても濡れてきてしまう。
私は徐々に、声を抑えられなくなってきていた。

それが分かったのか、男は胸を中央に寄せ、二つの胸の飾りを口に含んだ。舌先だけを動かし、まるでブラシのように乳首を弾いていく。
「……やっ、んうっ。んんんっ!」
唇を噛んで耐えていると、むしゃぶりついていた唇を離し、男は一息ついた。
自分の肌が桃色に色づき、一層赤く染まった乳首はてらてらと濡れそぼっている。

時たまこちらを見あげる、暗がりでも分かるほどの欲望の籠った瞳。
そうだった。初めて一つになった日、律もそんな目をしていた。

痛い、とか気持ちいい、とか。
キスして、とか抱きしめて、とか。

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