モラハラ彼氏に傷つけられたOLは御曹司に溺愛される。 (Page 4)

藤堂課長は器用にゴムをつけると美奈に向き直る。

「入れてもいい?」

藤堂課長に上目遣いにお願いされ少しドキドキしながら美奈は頷く。

にこりと微笑んだ藤堂課長の顔が綺麗で美奈はぼうっとふけってしまったが、すぐに大きな圧迫感に襲われ、息がつまる。

「あ、んん…」

おっきいけど…陸とするときのような押し広げられる痛みがない。
美奈の身体は迎え入れるように藤堂課長の肉棒を飲み込んだ。

「ん、んん、ああ…ん」

美奈は先ほどとは奥から満たされるような悦楽にまた嬌声が漏れる。

「はぁ…美奈さんの中、すごく気持ちいいよ…」

藤堂課長の余裕のない声がする。
藤堂課長に気持ちいいっていってもらえて嬉しい…

藤堂課長の肉棒が奥まで到達すると藤堂課長はゆっくりと腰を動かしはじめる。
美奈は微かにあった罪悪感を忘れ、藤堂課長から与えられる快楽にすがった。

「んあ、あ、あん…きもち…い…んう」

「僕もすごく気持ちいいよ…美奈さん」

藤堂の腰の動きは段々と激しさを増し、息遣いが荒くなってきた。

「あ、や、はげし…あ、またイく。んんー♡」

美奈は身体をびくんびくんと震わせまた、絶頂を迎えた。

「美奈さんの中、すごくうねっていて気持ちいい。僕もイかせてもらうよ…」

そう言うと藤堂さんは美奈の腰をグッと掴み、自身の腰を美奈の最奥に打ちつける。

「あ、んん、や、あ、んん」

美奈は再び快楽へと引きずりこまれ、大きな嬌声をあげる。

「あー中気持ちよすぎる。イきそう。イくよ」
藤堂課長は美奈の最奥を突き上げるとびくんと肉棒を震わせ絶頂を迎えた。

*****

プルル…プルル…
何度もなるコール音をきり美奈は携帯でメッセージを打ち始めた。

“本当は今日会った時に話したかったんだけど、来ないからここで連絡させてもらうね。もう私と別れてほしい”
“じゃあ、さようなら”

このメッセージを最後に美奈は陸と会わなくなった。

“は、なんでお前なんて俺と別れたら誰とも付き合えないくせに”
“ごめん、やり直さないか…”

最初は強気だった陸の返事もずぐに後悔の念ばかり送るようになってきていた。
美奈はそんな陸にもう会いません。と一言返事をしブロックした。

陸の家にあった口紅、使用済みのゴム、片方だけ落ちたピアス…
実は陸が数ヶ月前から浮気していたのを美奈は知っていた。

私には陸しかいないから…
そう思ってズルズルと関係を続けていたが今は違う。
私には居場所がある。

陸と別れてから正式に藤堂課長とお付き合いすることになった美奈は自信を取り戻し、会社で開かれる飲み会にも積極的に参加することになった。
そして、会社内で仲間もたくさんできた。

「今日は仕事早めに終わりそうだから、夜ご飯一緒に食べに行こうか?」

昼の休憩時間にこっそりと藤堂課長が話しかけてきた。
美奈と藤堂課長が付き合っているのは二人だけの秘密にしてある。

「はい、楽しみにしています」

美奈は笑顔でそう答えた。

Fin.

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