星空の誘惑。グランピングで夫婦交換 (Page 3)

「有紗と彗はこんなことしてるのに俺らはただ見てるだけって不平等じゃない?」

私の耳元で裕二が囁く。

不平等?

そうだよね、こんなの不平等だよね。

この行為の先に何が待っているのかわからない。

何かを得るのか、はたまた何かを失うのか。

だけど、愛する人が私が他の男に抱かれることを望んでいるんだ。

自分の中の物差しで常識を振りかざす必要がどこにあるのだろう。

心につっかえていた何かが消えた私は、裕二にキスをした。

「っ!?」

驚きを見せたものの、すぐに私のキスを受け止める裕二。

愛撫に夢中になっていた彗と有紗も、私たちが唇を重ねる姿を見て一瞬時が止まったようだったけれど、またすぐに行為を再開した。

重なり合う私と裕二の唇。

そのまま舌を絡め合えば、甘い痺れが背筋を駆け抜けた。

より強い快感を求めて、深く深くキスをする。

私と裕二の唾液が混ざり合って、くちゅり、と官能的な音が響いた。

『「ん…っ」』

あれ…不思議だ。

裕二が上手だから?

それとも、有紗と彗に見られているから?

キスって…こんなに気持ちよかったっけ?

裕二が私の服をめくり上げると、胸を包み隠す純白の下着が露わになり、ホックを外されると少し控えめな二つの膨らみがフルっと零れ落ちた。

『小さいよね、有紗よりも…』

「そんなの気にならないって。茉莉乃の身体すっごく綺麗だから」

大きな身体で後ろから抱きしめられ、頂きで主張する突起を指先で優しく転がされた。

そして私を向かい合わせに座らせ突起にキスを落とすと、そのまま口に含み舌先で舐めたてる。

『…ぁ…は…っ』

甘く痺れるような快楽に、堪えきれずに喘ぎ声が漏れてしまう。

私が感じている姿を見て、裕二は更に強く吸い上げた。

丁寧で的確な愛撫に、肌はほんのりと桜色に色づき、全身が熱くなっていく。

ちゅっ、ちゅっとわざと音を立てて吸い上げられ、身をよじって悶えた。

『あ…あ…裕二っ…』

彗と有紗に見られながら裕二とこんな行為をしているという背徳感は、より強い快楽のためのスパイスとなる。

「いいの?そんな声出して。彗が妬いちゃかもよ?ま、俺は構わないんだけど。むしろもっと鳴かせたいな」

『ん…ぁ…やぁ…』

「ねぇ茉莉乃、そろそろこっちも触ってほし
い?」

耳元で熱っぽく囁きながら、下着越しに割れ目をなぞられ、私の身体は小さく揺らいだ。

『…や…裕二…』

「それとももうやめてほしい?」
 

意地悪なことを聞きながらも、ズボンと下着を脱がせて太腿や内腿をイヤらしく撫でる裕二の大きな手。

それだけで反応してしまう私の身体。

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