星空の誘惑。グランピングで夫婦交換 (Page 2)
何、この空気…。
まるで私だけが間違っているんだと責められているような気分だ…。
「とにかく、俺は今から有紗とするから」
そう言った彗は、私の同意を待たずに目の前で有紗にキスをした。
『ッ!?』
「ん…」
何が起きてるの…?
当たり前のように彗のキスを受け入れる有紗。
「んっ…ふぁ…」
目の前で旦那と親友が舌を絡ませながら、深いキスを交わしている。
胸へと手を下ろしても、一切の抵抗を見せない有紗。
彗は有紗のふくよかな膨らみに服の上から触れる。
そして服を上に捲り上げ下着を外し、ふるんと零れ落ちたその胸へ直に触れ、優しく揉みしだいた。
「…んっ…あ…」
有紗の口から甘い吐息が漏れる。
彗の愛撫に感じている証拠だ。
何よコレ…。
私は今、何を見せられているのだろう…?
怒りなのか、悲しみなのか、よくわからない感情が渦を巻き、言葉のひとつも出なかった。
裕二もスワッピングを納得してるとか言ってたけど…いざ目の前で自分の嫁が親友に抱かれてるなんて、嫌じゃないのかな…?
ふと心配になって隣にいる裕二を見ると、興奮した表情で彗と有紗の行為を見つめていた。
「可愛いね、有紗」
ピンと主張するように尖った有紗の桃色の果実を口に含む彗。
ちゅっ、ちゅっと、わざと音を立てて私に聞かせ、そして見せつけるように吸い上げると、有紗は身をよじって悶えた。
「あ…ぁ…彗っ…」
「いいの?有紗。そんな声出して。裕二が見てるのに」
「やっ…んっ…」
自分の手のひらで口を塞ぐ有紗。
自分たちが見せつけてるくせに…。
『もうほんとに、やめようよ!』
我慢できなくなった私が二人を止めに入ろうと腰を上げた瞬間、裕二に後ろから抱きしめられ邪魔をされた。
『やっ!離して!』
「待って茉莉乃!二人を止めないで!」
みんなおかしいよ…狂ってる…。
「なぁ有紗、下も触ってほしい?」
有紗の耳元で彗が熱っぽく囁けば、有紗はピクンと身体を揺るがせ、彗を誘うような眼差しで見つめた。
『…ん…触って、彗…』
ズボンを脱がすと、そのまま有紗の下着へと手を伸ばし、布越しに秘部へ指を押し当てた。
有紗の下着は役目を果たせない程に濡れて、うっすらと透けている。
「俺にされて濡れてるところ、裕二に見せてあげたら?」
有紗の脚を大きくM字型に開いて座らせ、下着をずらして有紗の花びらを指で左右に開くと、蜜の絡みついた指で敏感な蕾を撫で回すところを私と裕二に見せつけてくる彗。
『あ、あ…彗ッ…そこ…だめぇ…ぁあああ』
身体を震わせながら次々と甘い声を漏らす有紗。
その瞬間、私の中の何かが音を立てて崩れ落ちた。
壊れたものが倫理観なのか、秩序なのか、彗への愛情なのか、それが何かはわからない。
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