暑さと酔いの勢いで幼馴染と脱衣トランプしたら (Page 5)
「無理しなくていいのに」
口に収まりきらず飛び散った白濁を拭かれる。無理ではないけど、まあ慣れないこの何とも言えない味。無味というわけではないのに形容しがたい。のど越しが悪いんだよなぁ。
頭を撫でる春樹を見上げる。
「春樹はいいの?」
そう聞くとフリーズされた。後ろから奈津が乗っかってくる。
「えー、何、俺だけじゃ物足りなかったってこと?つぐみがその気なら第2ラウンドいっちゃう?俺は別に構わないけど」
「ははっ、いいよ。今度は2人だけの時にゆっくり、ね」
「え、ずりぃ!俺ともまた2人だけでやろうぜ?3Pは3Pで良かったけど」
良かったのは確かだけど、2倍疲れた気がするのは黙っておこう。2人に対して何か返事をした方がいいんだろうか?でもこの関係が良くも悪くもちょうどいいのも確かで。
「まあ、近いうち」
と返事する。頬にキスされて、ゆっくりと瞬きする。
「ま、シャワーでも浴びようか。ソファーカバーはバスタブで手洗いした方が早いし」
「お前んとこバストイレ別っていうのが最高だよなぁ。3人でもいけるかな?」
「大丈夫でしょ。僕はバスタブでソファーカバー洗うし」
なんか特に何も言ってないのに3人で入るのが当然のようにすすめられているなぁ。奈津が上からどいたと思うと器用にソファーカバーごと抱きかかえられた。
「うわわっ」
「暴れると落ちるぞ?」
春樹もついてくる。ソファーカバーはバスタブに適当に放られる。シャワーを出して温まるまで奈津がソファーカバーに掛けていた。あったまったシャワーを私の体に丁寧にかけてくれる。
「奈津、悪い。先水洗いしてて、洗剤今持っていくから」
「おー」
奈津がバスタブに入りソファーカバーを水洗いしていると、洗剤を持った春樹が入ってきた。さすがに3人は狭くないか?と思いつつシャワーで体を流していく。私がさっさと出ればいいんだし。そう思って石鹸を泡立てていると、急に背筋をなぞられた。
「ひゃん!」
「背筋弱いんだぁ。なんかいいことを知ってしまった」
春樹が淡々とそんなことを言う。バスタブからできた奈津も面白がって奈津も手を背筋に滑らせる。いいかえそうと振り返ろうとすると首筋にキスされて
「「大好きだよ、つぐみ」」
と耳元でささやかれ、結局何も言えないまま口は閉じてしまった。
Fin.
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