暑さと酔いの勢いで幼馴染と脱衣トランプしたら
つぐみには2人の幼馴染がいる。春樹と奈津、生まれた時から隣近所で親たち同士も仲が良く、幼稚園から高校が別々だったけれど、仲は変わらず。大学生になり、全員が成人したところで初めて宅飲みをすることに。酔った勢いと暑さを理由に脱衣トランプ始めたら、だんだん盛り上がってきちゃって…
私の幼馴染の春樹と奈津は家が隣近所。子供たちが同じ歳だからという理由で、親同士も仲が良く家族ぐるみの付き合い。
幼稚園から一緒で気心もしれているし、高校はみんな別々のところに入学したけれど、不思議と仲は変わらず、というか、高校別でも家が近いんだから、疎遠になるのもおかしい。どっちの家にも遊びに行ったり、こっちの家に遊びに来るのもしょっちゅう。
そして大学に進学した。進学を機に一人暮らしを始めた春樹の引っ越しを手伝ったり、大学から近いのもあって偶に遊びに行ったりした。
「全員が20歳になったら、宅飲みとかしたいなぁー」
「俺もそれ希望。なら場所は春樹んちだな。実家住まいの俺とつぐみは、親がうるさいだろ」
「いいよ、僕の家で皆で飲もうか」
まあ落ち着いて宅飲みするなら春樹の家だよね。そんなことを話しながら全員が20歳になった。本当は全員が20歳になったタイミングにしたかったんだけれど、一回は居酒屋で飲みたかったというのもあり、駅前によくある全国チェーンの居酒屋で飲んだ。
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そうこうしているうちに夏。猛暑でうだるような暑さ、毎日晴天。これを機に初の宅飲みをしようということになった。
「暑かったー、これお土産。大学の近くにある美味しいって評判のお総菜屋さんでおつまみ買ってきた」
「俺からはこれー、酎ハイとかナッツとかクラッカーとかそういう系」
「ありがとう、僕からは奮発してダッツ。酒の後のアイスって美味しいよね」
おつまみだけというのもあれなので、全員で材料費を出し合ってお好み焼きパーティーにした。ああじゃない、こうじゃない言いながらお好み焼きを焼き、お酒をあける。
「「「カンパーイ!」」」
美味しいと評判だけあってお惣菜もおいしかったし、お好み焼きも上手く出来た。夕飯代わりのお好み焼きも食べ終わり、軽く洗い物もする。その後2缶目をあけて、アイスを食べた。
そんな感じでテンション高く3缶目。不意に奈津がトランプを取り出した。
「パーティゲームとかないから、トランプ持って来た。何するー?」
早速奈津がカードを切り始める。
「いつものやつにする?罰ゲーム付きで」
とか春樹が言い出した。
大体3人で遊べるいつものトランプゲーム。多分名前がちゃんとなんかあると思うんだけれど、カードを二枚づつ引き合計数が高い方が勝ち。同点の場合は持ってる手持ちの柄で決まる。そういうゲーム。
「いいけど、罰ゲーム何にする?」
「えー脱衣とか。暑いし」
私の言葉に奈津が笑いながら提案する。えーとかいう私も大分アルコールが回ってきていた。
「ナイスアイディア!それじゃ、それで」
「えー、やだぁ。えっち」
「負けなきゃいーんだよ。こんなもん運と確率だろ」
もうとか何とか言いながら3人で脱衣トランプが始まった。
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