赤ずきんは狼男と狩人のサンドイッチになって困っています

・作

介護ヘルパーの赤ずきんは森の奥のおばあさんのおうちに仕事に向かう途中。けれどとても困っていることがある。森に棲む狼男と狩人が赤ずきんラブで彼女を自分のものにしようと待ち構えているのだ。きょうもきょうとて赤ずきんは盛りのついたふたりに追い掛け回され仕事どころではないのだった。

赤ずきんはこまっている。

彼女の仕事はヘルパーさんで、森の奥の一軒家に住んでいるおばあさんの世話を任されている。

その森に棲む狼男と狩人に赤ずきんちゃんはしつこい求愛を受けているのだ。

狼男と狩人は赤ずきんちゃんが森にやってくるのを待ち構えている。

ふたりともあかずきんちゃんが大好きで、嫁にしてこどもをたくさんこしらえたいと思っている。

赤ずきんは早く仕事を済ませて事務所に帰らなければいけないのでふたりに追い掛け回されるのははっきり言って迷惑以外のなにものでもない。

「ハァッハァッ」

だからきょうもきょうとて赤ずきんちゃんはふたりから必死で逃げる。

けれど悲しいかな女の脚力。

化生のものである狼男の脚にはかなわない。

さっと捕まえられふわっとだきあげられる。

獣臭い息が顔にかかる。

「きょうこそ返事をくれ。赤ずきん。俺と結婚してくれ。俺と結婚してくれたら毎日たらふく新鮮な肉を獲ってきてやる。こどもをたくさんこさえてふたりで森で幸せに暮らそう」

バァン!

銃声が背後から聴こえた。

狩人が空に向かって一発銃を撃ったのだ。

「肉なら俺も獲って来れる!赤ずきんを離せ狼男!人間は人間と結婚するのがならいだ」

「ほざいていろ。武器がなければウサギ一匹手こずるひ弱なヒト族が」

狼男はガウウウとうなると次の瞬間赤ずきんを抱いて高く跳躍した。

「くそう!待て!狼男」

「ああもういい加減にしてよお。お仕事があるのよ私。お仕事に来てるの」

ここのところ毎回こんな修羅場である。

狼男は赤ずきんの嘆願に耳も貸さず、彼女を抱いてねぐらへと。

藁の床の上に赤ずきんをうやうやしく横たえると、赤ずきんにおおいかぶさった。

「やあん」

見れば狼男の毛むくじゃらの下半身はもうすでに大きく屹立し毛の間からにょっきりと顔を出して欲望を主張している。

それは大きく太く、治まることを知らないように血管が浮き上がり脈打っている。

だめだわこれは逃げられない。

赤ずきんは観念した。

「お願い、優しくしてね」

「もちろんだ。俺は優しい狼だ。優しくて強い狼男だ」

狼男は赤ずきんの衣類をはぎ取ると、豊かな乳房にしゃぶりついた。

狼男のするどい犬歯が、赤ずきんの乳房に当たる。

ちょっとだけ痛いがそれは甘やかな痛みで、赤ずきんは「あ……」と声を上げた。

狼男は赤ずきんの胸を堪能すると、やおら彼女の脚を開いた。

「あ、やだ。待って!今入れられても痛いだけ」

「俺は優しい狼だと言ったろう。赤ずきん」

狼男は舌なめずりをした。

*****

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