水曜日は旦那様に内緒で (Page 3)

「ねえ、川越さん。そろそろ……」

川越さんはハーブティーをもう一口飲む。

「なんでしょう?」

「そろそろ、あの、して……ほしくて」

「何をでしょう?」

「えっ?!あの、その……先週の続きを…」

「先週の?」

「えぇ……っ」

モゴモゴと口ごもるわたしに、川越さんは堪えていたが、とうとう笑い出してしまった。

わたしの顔は真っ赤で、生娘みたいにドキドキして涙目で、もう大変なことになっている。

「ウソです、ウソです。ふふ、斎木さんはイジリがいがあって、かわいいですねぇ」

川越さんが目を細めて、クスクス笑う。

笑い続ける川越さんを、キッと睨みつける。

この人がこんなにイジワルになったのはいつからだったかしら!

羞恥にますます顔が熱くなる。

「わたしはもう、かわいい年じゃないです」

川越さんはにっこり笑って、腕を広げる。

「ほら、先週の続きしましょ?」

川越さんはこうすれば、わたしが許して絆されると思っている。

そんなことはないんだから。
わたしはむっつりと黙ったまま、川越さんの腕に収まった。

「斎木さんはかわいいですよ」

耳元でささやく声に、ジワジワと涙が溢れる。

仕返しとばかりに、川越さんの肩で涙を拭いてやった。

川越さんの広くて厚い胸板に顔を埋めていると、服の中を潜って、背中に手が入ってきた。

「……っ」

背骨に沿ってなぞられたり、脇腹を腰から胸に向かって撫でられると、頭の先までゾワゾワときて、心臓が早鐘を打つ。

声が出そうになるのを、唇を噛んで堪えていたが、それも次の瞬間には崩された。

「ん、あっ」

ブラトップの下に指が入りこみ、乳首をきゅっとつままれたのだ。

「ほら、前を向いてください」

「はい………」

座る向きを変え、川越さんの胸に背を預ける。

「じゃあ、めくりますね」

じわじわと服の中に手が入り、指先がブラトップのカップを上へずらす。

川越さんが手を動かすたびに、わたしの服が持ち上がり、おへそがチラチラと見えるたび、わたし今からいけないことをするのだと、なんだか頭がクラクラする。

「斎木さん、服持ち上げて、抑えてて」

言う通りにトップスをたくし上げる。

ブラトップは完全にめくり上げられており、今わたしの胸を隠すものは何もない。

「触りますよ」

「はぁ……い」

川越さんの無骨で大きい手が、わたしの胸を下から優しく擦り上げる。

大きな手で包まれて、乳房を持ち上げられたり、小さく揺らされたりする。

片胸ずつ、両手を使って寄せて上げて、ゆるゆると揉まれる。

焦ったい刺激に、頭の芯は焼け焦げて、我慢が効かなくなりそうだ。

「痛くはないですか?」

「はい………全然…」

乳房を潰さないように、優しく触ってくれているのがわかる。

「よかった。じゃあ、もっとお嬢さんにおっぱい飲んでもらえるように頑張りましょうね」

川越さんの指先が、胸の先端の突起へ向かう。

4本の指が乳首をつまみ圧迫する。

つまんだまま、むにゅむにゅ、にじにじと、もうすっかりつんと尖った乳首を揉みズラされる。

「斎木さん、痛くはないですか?」

わたしは、たくし上げたシャツを噛んで声を我慢する。

「痛くは、ないです……」

「それならよかったです。両方一緒にやっちゃいますね」

ずいぶん柔らかくなりましたよね、などと言いながら、川越さんの指はスムーズにわたしの乳首を捕まえる。

左右同時に、こよりを作るように指を動かしながら揉まれたり、はたまた優しくつねられたり。

それが丁寧に繰り返される。

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