同期にハブられて落ち込んでたら、素敵な先輩カップルに可愛がられて幸せになった話 (Page 5)

「じゃあ凛香来て」

「後ろからがいいな」

凛香さんが、私を抱きかかえて智文さんの身体から降ろし、私の正面に回って抱き締め、智文さんに背中を向けた。

智文さんが、凛香さんの後ろからペニスを挿入する。

「はあんっ…智文…気持ちぃよぉ…ああっ…好きぃ…」

凛香さんは気持ちよさそうに目を閉じ、恍惚とした表情を浮かべる。

「凛香、大好き。ずっとこうしてたい」

結局のところ、私は凛香さんも智文さんも大好きで、愛し合うふたりに可愛がってもらうのがすごく幸せなのだ。

「ああっ…当たるぅ…当たるのぉ…はあん…」

初めてこういうことになったときは、混乱したけど、気まずくなることもなく、ふたりとも変わりなく私のことを可愛がってくれた。

その後、ふたりのつき合いが長いことと、エッチの相性がいまいちだったのが原因で、それまでほとんどレスだったことを知った。

「凛香っ…ああ、もうイきそう…」

凛香さんが私を離し、ベッドに手をついて四つん這いになる。

智文さんがものすごい勢いで腰を打ちつけ、凛香さんが絶え間なく喘ぎ声を上げる。

「ああっ…イくぅ…ね、きてぇ…あああっ…イくイくイくぅ…」

「凛香…出ちゃう…うっ…うぐぅ…」

「あぁあああっ…」

凛香さんは稲妻に撃たれたように背中をしならせて、身体をガクガクと震わせ、智文さんは、喉の奥から絞り出すようなうめき声を上げ、脱力した。

お尻がピクピクと震えている。

ふたりいっしょにイけたみたいで、私までほんわかと幸せな気分になる。

こういうことをしているって、世間的にはおかしいことなのかもしれないけど、凛香さんも智文さんも両方大好きな私にとってはとても自然なことに思える。

満ち足りた気分でベッドに寝転がっていたら、まだチョコレートケーキを食べていなかったことを思い出した。

「ね、チョコレートケーキ食べましょうよ。私、紅茶を入れてきますね」

息を弾ませながら脱力するふたりを残し、私は部屋を出た。

Fin.

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