酔いと慰めに包まれて (Page 4)
「なんか、大きいなとは思っていたけど…」
浴室で、ずっとお尻に当たっていた熱い塊。
ベッドの上で見てみると、それは今までに見たことのないサイズだった。
「すみません…」
「いや、別に謝ることではないけど…入る、かな」
夫とは子どもが生まれてから、一度もシないで終わってしまった。
なので、こういうことをするのは5年ぶりのことだった。
「今井さんがキツそうだったら、途中でやめましょう」
「わかった。なんとか受け入れられるように、頑張るね」
「無理しないでいいんですよ」
「…無理じゃないし」
私からの敬語はすっかりどこかへ行ってしまい、それは態度にも表れ始める。
正常位の形になる竹下君の腰をがっちりと足でホールドし、竹下君が逃げられないようにしたのだ。
「い、今井さ…」
「もうこんなことしてるんだし、今は名前で呼んでよ。美緒って」
「いいんですか…?」
「その代わり、私も大貴君って呼んでいい?」
「…もちろんです」
どこか照れくさそうに笑いながら、竹下―いや、大貴―君は、熱の先端を私の濡れたままでいる秘部へとあてがった。
それだけでも甘い痺れが全身を走り、私は思わず身体を震わせる。
「美緒さん…」
「ん、大貴君…きて…?」
大貴君の肩を撫で、その身体を抱き寄せる。
誘い込まれるように大貴君は身体を低くして、同時に腰を押し込んできた。
「んっ…! く、ぅうっ…!」
「うっ…キッツ…やっぱり、やめたほうが…」
「いいのっ…きてっ…このまま、奥まできて、いいからぁっ…!」
ぐいぐい、と大貴君の腰を足で引き寄せ、そのまま奥まで来てほしいと促す。
遠慮していたような様子を見せる大貴君だったけど、やっと意を決したのか何も言わずに腰を突き入れてきた。
「あっ…くっ…!」
「はあっ…美緒さんのナカ、やばっ…」
その言葉を最後に、大貴君は快感に飲まれたのか、一心不乱に腰を振り始める。
「あっ、あっあっ、ちょっ…!? だ、大貴っ、くっ…!」
優しさなんてものはない。
快楽を求めるだけの獣になってしまった大貴君の瞳は、初めてみるものだった。
「んんっ! あっ、はぁっ、んっ! あっあっ、あぁっ、あっ!」
「はっ…はっ…美緒さんっ…美緒、さんっ…!」
身体を密着させて、大貴君は全身を擦り付けてきた。
硬く尖ったお互いの乳首が擦れて、それすらも気持ちがいい。
「大貴くんっ…だいっ、きっ、くっ…! かっ…!」
そんな快楽の中、うまく息ができなかった。
大きな熱を突き入れられているというのもあるけれど、その勢いに呼吸がついていけなかった。
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