離れた道が再び交わるとき (Page 3)

こんな片田舎でも、俗にラブホテルと呼ばれるところがある。
深夜になる頃、私と透真はなんとなく急いた足取りでホテルへと入り込み、部屋へ入ればすぐに唇を重ねた。

「透真っ…はあっ…んっ…」

再会して、すぐにこんなことをする私たちは、おかしいのだろうか。
でも、どうしようもなく透真が欲しい。
それは透真も同じようで、愛撫もそこそこにすぐに入れたいとおねだりをしてきた。

「ごめん…でも、俺、葉月を感じたい…」

そんなことを言われては、全身が甘い痺れに支配されてしまう。
透真のゴツゴツとした指先で溶かされた女の園は、いつでも受け入れられるようになっていた。
ベッドに押し倒された私は、覆いかぶさる透真を見つめ、きて、と囁く。
ゴムをつけても熱い透真自身をぐっ、と押し当てられ、ゆっくりと侵入され始める。

「あっ…あっ、やっ…透真っ…」

反射的に出てしまう否定的な言葉を無視して、透真は一番奥まで入ってきた。
馴染むようにその場にとどまっている間、透真と私は夢中でキスをする。

「んっ、んんっ…透真っ…んっ…」
「葉月…好きだ…」

掠れる声で聞こえる囁きは、熱に浮かされていても聞き逃すことはなかった。
舌先と指先を絡め合い、ゆっくりと肌を重ねて境界線を失っていく。

「やっぱり俺、葉月がいないとだめだったんだよ…」

少しずつ動き始める透真は、独り言のように言う。

「離れていた間、ずっと葉月のことを考えていたんだ…」
「そ、れはっ…わた、しもぉっ…んぁあっ…!」

引き抜かれていく透真の熱が、私の気持ちいいところを擦っていく。
そしてまた戻ってきて、私の奥を圧迫し、熱い息を吐かせる。

「私もっ…透真がいなくて、毎日っ…つまらなかったっ…!」
「俺も同じだよ…葉月がいないと、何も面白くなかった…」

私を抱きしめて、透真は腰の動きをだんだん強くしてきた。
身体がぶつかり合う音、繋がっているところのいやらしい水音、お互いを求める吐息の音。
そして何より、私をじっと見つめる透真の瞳。
それら全部が、私の感度をより高めていた。

「あっ、やぁっ…そこっ、だめっ…あっ、あぁっ…」
「昔から、変わってないんだなっ…ここ、好きだっただろ?」
「あっ! やっ、あぁっ、やんっ!」

限界まで高められた感度を持って、透真の熱を擦られていると、頭がおかしくなりそうなくらい気持ちがよかった。
引っ張られて、押し込まれて、擦られて、焦らされて。
必死に透真に助けを求めようとしがみついても、透真はより私の弱いところを責めたてるだけだった。

「ひあぁうっ! あっ! やっ、もっ、イっ…あっあっ、あぁあっ!」

恥ずかしいくらいの甲高い声を上げてしまう。
でも透真は止めてくれるはずもなく…。

「その声っ、かなりクるっ…やば、もうっ…!」

ぐっ、と強く腰を打ち込まれて、透真は私の奥で果てた。

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