官能小説を読んでいるのが男友達にバレました (Page 3)
「ブラウスのボタンを一つづつ外し、その豊かな胸を…って、ちょ、なんで忍も脱がしてるの?!」
忍が後ろから私のブラウスのボタンをぷつりと外し始める。はだけた前を隠そうとしてもそれを忍は許さない。それどころか
「その豊かな胸を?なぁ、美鶴続き…」
と耳元でささやく。、忍の冷たい指先が背筋をなぞる。本を持つ手が震える。早くと急かされ、さっきまで読み上げていた文字列を必死に探し出す。手が震えて、文字さえうまく拾えない。
「ここから、この行から。早く」
「豊かな胸をっ、包むように…、揉まれっ、嬌声が口から零れて…、あっ!」
ぱちりとブラのホックを外され、直に胸を刺激されあられもない声が零れ落ちる。もともと震えてた手から完全に文庫本が落ちる。小さな音と共に閉じた文庫本を拾おうにも忍の休むことない刺激に、嬌声を上げることしかできない。
「あ、忍っ、なんで…?」
「嫌なら嫌って言って。怒って殴ってもいいよ。そうじゃないなら、もうやめない」
手を取られ、指先に唇が触れる。なんでと思ってはいるし、驚きもしている。けど、体中がじんじんする。初めて真剣な瞳で見つめられて嫌だとか言えない。そもそも嫌じゃないことに驚いてる。
「…いいよ、忍」
その言葉にぎゅっと抱きしめられ、頤に手がかかり唇を塞がれる。忍の首に腕を回すと、さらにキスが激しくなった。息を継ぐ暇もないキスにめまいがしそう。名残惜し気に唇が離れ、首筋に唇が触れる。もう意味がなくなっていた衣服が腕から抜かれた。
「あ、忍、ベッド行こうよっ」
「だめ、無理。ベッドまで待てない、時間が惜しい」
あっさりと却下され、ちゅっと鎖骨に吸い付かれる。手が胸に触れ形を変えるように揉まれ、掌が痺れ始めていた先端に触れた。
「んっ…」
弱い刺激でか細い声が漏れる。ぴんと主張を始めていた先端を指先で擦られ、堪えきれない嬌声が口から零れ落ちる。ぴんと軽くはじかれただけで、ぴくんと腰が震えた。震える指先で忍のシャツのボタンを外していく。
「どうした?」
「いけなかった?」
「好きにしていいよ」
ボタンを全部外していく。そのままばさりとシャツを脱いだ忍と目が合いキスをねだると、触れるだけのキスから徐々に呼吸すら飲み込むようなキスになった。
途中から主人公の名前が変わってる…?他は読みやすかった
ユ! さん 2024年5月3日