社長の命令は絶対です (Page 4)

思わず腰が後ろへ逃げる。

「逃げたらダメだよ、これも社長命令」

グッと力の込められた手で再度引き寄せられ、膣の壁にゴリゴリと先輩の固いものが擦れた。

「やっ!あぁぁっ、あっあっ…!だめ、なんかきちゃうっ、あぁん!」

頭の中が一瞬にして真っ白になり、目の前に星が散らばった。
ダッシュで走った後のように息が荒くなり、全身が熱い。。

「はぁはぁ…んっ」

肩で息をする私の鼻先に軽くキスすると、私の片足を持ち上げてストッキングが片足だけ脱がされる。
そして、いつの間にか準備万端になった先輩のモノが、私の中心にあてがわれていた。

「えっ、社長…それはちょっと」

「初体験のやり直しを俺として欲しい。だって…俺は高校生の時から夏美が好きだったんだよ…ずっと」

そう言うなり、先輩のモノがずぶりと私を貫く。
あまりの勢いに、私は初めてしたときのような痛みを覚悟したが、それはなかった。

単に処女じゃないというわけではなく、雅樹先輩が十分に濡らしてくれたからだと思う…。
滑りがよくなった中心は、すんなりと先輩を受け入れ、固くなったそれをぎゅうぎゅうと締めつけた。

「んっ、あっ…あぁん、気持ちいい…」

ズンと下から突き上げられるたびに、言葉にできないほどの甘い痺れが全身に広がる。気持ち良くて頭がぼんやりとしてきた…。

星が瞬く中、跨った状態で先輩を見ると眉根を寄せて、切なげに顔を歪めていた。額にじんわりと汗をかいて頬も赤い。
こんな先輩の顔を今まで一度も見たことがなかった私は、ポタポタと流れ落ちる汗を見つめてしまっていた。

そんな私の視線に気づいた先輩は、腰を動かしたまま器用に私のブラウスのボタンを外すと胸元が空気に触れてひんやりとする。

「あ…っ、やっ、ダメぇ…」

見せまいと胸を隠そうとする私の腕を先輩は簡単にどかすと、ブラジャーの上から胸をすくい上げた。
ぷるんとした胸が上へと押し上げられ、敏感に尖った先が外へと押し出される。

「やだっ恥ずかしい…見ないでっ、やぁ…あぁんっ」

「赤みを帯びてる…」

「そんなこと言わないっ…!きゃぁっ、あぁん!やっ…あっ」

先輩は遠慮することなく先へかぶりつくと、強めに先を吸い上げた。
かと思えば、両手で包みながらアイスクリームを舐めるかのように舌の先で優しく舐め上げる。

真っ白な胸が先輩の手によってぐにゃぐにゃと自在に形を変えて、ほんのりと赤く染まっていた。

「あ…ぁっ、だめぇ…社長っ、んぁぁ…」

「社長じゃないでしょ?昔みたいに名前で呼んで」

胸を弄りながら、下からも突かれ身体だけじゃなくて頭の中も先輩で満たされいく…。

「んっ雅樹…先輩…っ」

「初体験はどうだ?」

「はぁっ…あん、すごい…気持ちいい…です」

「これからもっと、もっと愛してやるから…これからは俺だけを見ろよ」

真っすぐに見つめる先輩の目が私の中の傷ついた部分に突き刺さり、じんわりとほぐれていく。
あんなことがあったのにずっと私を好きでいてくれていたなんて…。

大切に想われて愛されることの幸せ…。

こんな感情が自分の中にあることに気づかなかった。

するりと先輩の首に腕を回した私は、柔らかにウェーブした髪に指を絡める。

そして、絶えず全身を支配する甘い痺れを感じながら、先輩の耳元で囁いた。

「社長命令なら…」

「煽るなぁ…。これからどうなっても知らないからな」

そう言うなり先輩は私の腰を強めに掴むと、何度も何度も奥へと深く突き上げる。目の前がチカチカと瞬き始め、中心が熱い…。
抑えきれない声がお互いに漏れ出て、絶頂が迫っていた。

「はぁ、はぁ…夏美、愛してる…っ」

「あぁっ雅樹先輩…っ私も…愛してる」

ぎゅっと抱きしめ合った私たちは、夜の社長室で溶け落ちる…。

Fin.

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