今日はもうシません! (Page 2)
「もう、仕方ない人ですね……」
真理は布団の中で向きを変え、康孝の顔を見る。
そっと康孝の唇に自身の唇を押し当て、真理は微笑んだ。
「あと一回だけなら……いいですよ」
少しばかりしょぼくれていた康孝の顔が、ぱあっと明るくなった。
「んっ……小野さ……」
「名前で呼んでくれ、真理……」
「……やす、た、か……さん」
三度目の挿入は、とてもゆっくりで、静かで、先の二回と変わらないほどの剛直だった。
四つん這いになった真理の背後から挿入した康孝は、真理の中を味わうように己のすべてを収めた後、動かなかった。
「は、あ……三回目なのにっ……おっきい……」
枕に顔を埋め、自分の中に留まる康孝を感じる真理は、身体を震わせていた。
真理の桃尻やくびれのある腰、所有痕を残した背中を撫でながら、康孝は満足げに微笑む。
「真理、動くぞ」
真理の返事を待たないうちに、康孝は腰を引き、そしてまた押し戻した。
「うあっ、あっ……あっ、ん、ぅ……」
「真理っ……はあっ……」
みっちりと真理の中を満たす康孝を感じながら、真理は熱い吐息を漏らす。
康孝もそんな真理を感じたのか、呼吸を荒げ、どんどん腰の動きが止まらなくなっていった。
繋がっている部分の水音も、激しさを増すばかりだ。
「んっ、待って……康孝さっ、ん、待ってえ……!」
「何を待つって?こんなに欲しがってるのに」
わざとゆっくり引き抜き、強めに戻す。
気持ちいいところの一番奥を突かれ、真理は悲鳴に近い高い声を上げてしまった。
「だめっ、だめ……おかしく、なっちゃ……!」
「なってくれ、真理。そんな君が……見たい……!」
身体を入れ替え、正常位の形に落ち着く二人。
ゴツゴツと奥を叩くようなピストンに、真理は仰け反る。
「康孝さんっ、だめ、もう……も、うっ……!」
康孝のピストンはどんどん強くなっていき、ベッドの軋む音は大きくなっていった。
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