復讐は目の前でするもの… (Page 3)

「あっ…んんっ」

「一華ちゃんの声、エロっ…」

「やだ…ぁんっ、恥ずかしい」

キッチンの流しに手をついた私の後ろから首筋を舐めながら、颯真さんの指が下着の横から侵入してきて縦すじをなぞる。

キスだけで濡れてしまった私の中心は、自分でも分かるくらいにトロトロになっていた。
くちゅくちゅといやらしい音が聞こえて、恥ずかしさで全身が火照ってしまう…。

「濡れすぎて指がふやけそうだよ、そんなに気持ちいい?」

「はぁ…っ、ぅん、だって友樹とする時は…ほとんど一方的で…」

「友樹さんに最後に抱かれたのっていつ?」

「んっ、あっ…あん…3週間前だった…んんっ、かな…」

会話しながらも颯真さんの指は止まらず、ぬるぬるした縦すじを行ったり来たりさせて、やんわりとした刺激を送り続けてくる。

「じゃあ…俺が彼女と別れた後だなぁ。実はさ、友樹さん…俺の元カノと浮気してたんだよ…」

「はっ…ん、えっ?颯真さんの彼女と浮気…?」

友樹が外で遊び歩いていることは知っていたけれど、まさか後輩の彼女と浮気なんて…。

驚いた私が慌てて後ろを振り返ると、颯真さんは優しく私に微笑みながらそっと口づけをしてきた。

「大丈夫だよ、全然ショックは受けてないから」

「でも…友樹のせいで…」

「彼女には悪いけど、なんとなく付き合ってただけなんだよ…。本当は…ずっと一華ちゃんが好きだったから」

「わっ、私!?」

「友樹さんに紹介されて、それから一緒に遊ぶようになって…。だんだん惹かれていったんだ。先輩の奥さんだから、ダメだって分かっていながらね…」

そう言って、少し悲しそうな顔をする颯真さんが愛おしくて仕方ない。

だって…私も颯真さんに惹かれていたから。

結婚してすぐに友樹の浮気が発覚。

その後すぐに私は妊娠したけれど、その間も友樹は風俗三昧で、それを知ったときは泣きながら念のため性病の検査をしたことを今でも鮮明に覚えている…。

それから、2人の子供が生まれた後も浮気癖が直ることはなかった。

体を重ねることなんて嫌なのに、酔って帰ってくると、嫌がる私を無理矢理抱いた…。

女友達に相談しようと何度も思ったけれど、所詮は人の不幸を喜ぶのが女子というもの。
よけいに落ち込みそうなので、私はずっと1人で耐えていた。

そんな時に、密かに私の心の支えになっていたのが颯真さんだ。

颯真さんと話していると、荒れた心が落ち着き、不思議と自分は大丈夫と強くなれた。

ずっと、いい友人でいたい。

そう思っていたのに…。

私もダメだと思いながらも、徐々に颯真さんを友人ではなく“好きな人”として見ていたのだ…。

「颯真さん…、私も好きなの…。ずっとずっと好きだったの…」

私はもう我慢できなくなり、くるっと振り向いて颯真さんに自らキスをした。

「んんっ!っつ…はぁ、一華ちゃん…いいんだね?」

颯真さんは、こくんと頷いた私を強く抱きしめると、調理台に私を抱き上げて座らせた。
ステンレスのひんやりした感覚が、お尻と太ももに伝わってくる。

それから颯真さんは私の脚を大きく開かせて、顔を中心へと沈めたのだ。

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