触手に自由を奪われて…終わりのない螺旋快楽 (Page 2)
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『ハァ…見つかんない…』
ようやく奥の森まで辿り着いたものの、肝心の秘宝がどこにあるのかさっぱり見当もつかない。
ヒントやアイテムらしきものもさっぱりで、まさにお手上げ状態だ。
諦めの混ざった溜め息を吐いて、ひと休みしようと木に寄りかかった、その時…。
『ッ!?』
気味が悪いものの動く感触に、その場所から跳ね退けた。
これ…何…?
美音は頭上を見上げその目を見開く。
『何コレっ…ミミズ…?』
木だと思っていたソレは、リアルの世界には存在しない未知の生物で、グニャグニャと蠢いていた。
例えるならミミズのような…でも自分の知るミミズとは明らかに大きさも形も違う、何か…。
呆然と立ち尽くしていると、蠢いていた中から一本の触手が飛び出して、左手足に巻きついてきた。
『きゃっ…!!』
抵抗しているうちに、今度は別の触手がウネウネと不気味に近づいてきて、右手足に巻き付き、身体の自由を失った私は地面に倒されてしまう。
『ひゃっ…やッ…離して!!』
そして、謎の生物は奇妙な動きをしたかと思うと、顔にめがけて白い粘液を吹き出してきた。
『きゃッ…ぷはっ…!はぁっ…、』
身動きのとれない私に容赦なく、服の隙間から潜り込んでくる触手の数々。
『んあっ…やあっ…ああっ…』
素肌を触手が撫で回し、鳥肌が止まらない。
自由自在に動き回る触手は、胸まで到達すると膨らみを締め上げるように揉み始めた。
『ああッ…やっ…!』
気持ち悪くて仕方がないはずなのに、私の意と反して、身体は疼き出す…。
太腿を這う触手が下着の脇から入り込んみ、イヤらしく割れ目をなぞった。
『いや、そこはダメぇぇぇっ!』
願いも虚しく、触手はゆっくりと私のナカへ埋まっていく。
『あああっ…!!』
得体の知れないモノに犯される恐怖と、経験した事のない快感と、ふたつの平行した感情が私の心を支配していた時、突然触手によって私の身体は宙へと抱え上げられた。
『きゃっ!?』
そんな⋯
サクラ さん 2023年9月30日