高熱は媚薬 (Page 2)
小林くんは熱を出していて、職場で見るいつもの彼じゃない。
「私が誰か、わかってる?」
拗ねたような表情をし、小林くんは壁にもたれて座った。
「マナミ先輩、僕のことバカにしてるでしょ?」
清涼飲料水の大きなボトルを抱え、そのまま口にし飲んでいる。
「バカになんかしてないよ」
小林くんに向かって呟いた。
「レンジで作れるお粥とかも入ってるから、食べられるときに食べて」
早くここから、小林くんから、離れないと…。
「マナミ先輩が風邪ひいたとき、僕が看病しに行ったの覚えてますか?」
「止めてって…」
小林くんがまた後ろから抱きしめる。
「忘れてないから、帰ろうとしてるんだよ…」
「マナミ先輩…すごく可愛かったな。小林くぅん、もっとぉもっとぉ、って」
「やめっ…ぁあ…」
後ろから胸に手が伸び、ゆっくり揉まれる。
私が高熱を出したとき、どういうわけか小林くんが助けてくれた。
「そうだったの?覚えてないんだ。ありがとうね」
「ほんとに覚えてないんですか?ショックだなぁ…」
日が経つにつれ記憶が蘇ってきた。
私から小林くんにマンションに来るよう連絡したこと。
ねだるように小林くんを求めていたこと。
小林くんの唇が柔らかかったこと。
そして、小林くんの服を強引に脱がし、上になり、イッたこと…。
「マナミ先輩が風邪引いたときと同じことしたい」
「だめ…っぁ」
「そんな声出されちゃうと、興奮する」
さっきよりも小林くんの力は強くて、離れられない。
硬いソレを背中に感じ、跪き口の中に入れながら下から見た小林くんの顔を思い出した。
「寝ないと…んん、あぁんっ…」
「エロい声出してんのに、ほしくないの?」
小林くんの低くて冷たい口調に、いやって二文字が口から出ない。
右手がスカートの中の脚を這いあがり、ため息を漏らした。
「先輩ほしがってんのに、気取ってんじゃねぇよ」
壁に身体を押しつけられ、濡れたパンティを触られる。
よがる私を、小林くんは微笑んで見ている。
「ぐしょぐしょですよ、先輩?あのときみたい…」
小林くんは素早く私のストッキングとパンティを両手で下ろし、スカートをめくり上げた。
「ぁあんっ、だめ…小林くん…」
たっぷり濡れた中に、指を入れて動かしながら、私の反応を見ている。
「なにが、だめなんですか?」
小林くんのトレーナーを掴み離れようとしたけど、あんまり気持ちよくて力強く握ったままになった。
「あのときも、こんなことしたんですよ」
愛液で濡れた指を出すと、小林くんはメガネを外しながら、私を見て笑った。
目の前から消えたと思ったら、濡れた秘部を舌で舐めはじめた。
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