1年半も彼氏が手を出してくれなくて自分からお誘い!甘く優しく解されてやっと一つになれた夜 (Page 5)
「すみれ、すごいね。もうとろっとろだよ」
私の中に干渉する廉くんの手元から、グチュ、クチュ、ピチャっと音がする。
「すみれ、もう…そろそろいいかな?繋がりたいんだ」
「え、でも私、廉くんに何もしてあげられてないし…廉くん、こんなに太いの、私大丈夫なのかな…?」
廉くんのテントを張ったそこを見て、不安になった。
「今日は初めてなんだし、俺は後々でいいの。されてなくても、こんなすみれが見られるだけでお腹いっぱいなんだ」
少し嬉しそうに微笑んだ廉くんが続ける。
「うーん、最初は痛いみたいだけど、なるべく優しくする。…ごめんね、正直もうここで止まれないんだ」
手早くスキンを被せた廉くんが、私の脚を割って秘部にピタッとくっつく。
「がっ、頑張ります…」
「ん、ありがとうすみれ」
そのまま、ゆっくりと、痛みを伴って廉くんが入ってきた。
「んんっ!?んっ、うぅっ、ん〜〜!」
「すみれっ、力っ力抜いてっ、息ゆっくり吸って吐いて」
少し苦しそうな顔の廉くん。
「むっ、無理ぃっ、いっ、たぁい…っ」
こんなに痛いの!?すごく痛い!
もう、早く終わって…!
私の耳まで涙が伝った時、廉くんがギュッと抱きしめてくれた。
「すみれ、ゆっくり深呼吸して、今は動かないから」
なだめるみたいに耳元で優しい声がする。
痛いけど…言う通りに深呼吸をして、廉くんの背中に手を回す。
「すみれ、気持ちいい。…あったかいな」
「うんっ、あったかい」
「やっと…繋がれた。すごく近くにいるね。すみれの中あったかくて、俺幸せで溶けそう」
「ふふっ、溶けそうって…んっ、んぁっ」
私の力が抜けた時、タイミングを見計らったように廉くんが奥まで一気に押し入ってきた。
まだ、全部入ってなかったの!?
「ごめんねすみれ、まだ待ってあげたいけど…気持ちよすぎてだめだ…ごめん、動くね?引っ掻いたって噛み付いたっていいから」
苦しそうに吐き出した廉くんが、緩やかに動き始めた。
最初こそ痛くて歯を食いしばっていた私だったけど、廉くんが手を繋いだり、頬を撫でてくれたり、キスをしてくれたり、とにかく私が安心するように触れ方でも愛情を示してくれた。
私も応えたいと思うようになって、背中に回した手に力がこもった。
そこからは、廉くんが私の胸を揉みしだき、時々頂を捏ね回した。
首筋にもキスを落として、痛みだけだった感覚に快感が侵食する。
「くっ、キツイっ…すみ、れっすきだっ」
特別体が快感を覚えたわけじゃない。
けど、精いっぱいの愛情をプレゼントしてくれる廉くんに私も昇天するような気持ちだった。
それから間もなくして皮膜越しに欲を吐き出した廉くんが被さってきた。
エッチって、体はまだ気持ちよくないけど、心だけでもこんなに満たされるんだ…
その後は疲れて寝てしまった私だけど、朝起きて痛む下腹部に、昨夜より強い快感がプレゼントされることになる。
Fin.
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