1年半も彼氏が手を出してくれなくて自分からお誘い!甘く優しく解されてやっと一つになれた夜 (Page 3)
私に口付けていた廉くんが、横に流れていた涙の跡に口付けて耳を食んだ。
「んっ、んぅっ」
リップ音が頭に響きながら、何度も好きだと言ってくれる廉くんの低音がこだまする。
それと同時に、自分の喘ぎ声にも恥ずかしくなる。
この声、本当に私の声なの…?
「やばい、ほっぺも耳も首筋も全部ピンクだね。かわいい」
首筋に舌を這わせて、鎖骨に吸い付いた廉くん。
時々控えめに当たる歯がむず痒い。
デコルテにキスをされた時、これから足を踏み入れる未知の世界に身震いがした。
繋いだ手から私の緊張を感じ取ってくれた廉くんが、またキスをしてくれる。
優しく笑ってくれるけど、ギラついて猛りを含んだその目は今まで見た事がない。
初めて見る表情にドキドキする。
手を離すと、その手は廉くんが貸してくれたシャツの裾をつかむ。
ゆっくりと捲り上げながらお腹、脇腹とあちこちにキスが降る。
鎖骨まで来たシャツの裾。
恥ずかしくてたまらないのに、廉くんは胸の間にキスをしたり、ブラジャーの上から中心をパクッと食べてしまう。
そのままブラジャーをずり下げた廉くんは意地悪に笑いながら言った。
「すみれ、もう乳首こんなに固くしてたの?」
「やっ、恥ずかしいっ!」
私が慌てて胸を隠そうとしたら、手を奪われてしまった。
「だーめ、綺麗なのにもっと見せてよ」
右の乳首がコリコリと捏ね回される。
優しく摘みあげられた後、見せつけるように出された舌にチロチロと舐められる。
「んっ、あっ、ああっ」
大きく含まれて吸われたり、軽く歯を当てて甘噛みされたり…
今まで知らなかった感覚で、肩にも顔にもお腹にも力が入る。
吸うでも舐めるでもなく、歯が乳首に当たるのが一番お腹の奥がギュッとなる。
気持ちよさに仰け反ってしまったタイミングでスっと背中に手が回されて、ほんの一瞬でホックが外された。
え、と思った時には一瞬視界が見えなくなり、上半身を覆っていたものは剥ぎ取られてしまった。
空気に晒されて驚いた肌は、すぐに私を抱きしめた廉くんの肌に包まれた。
「すみれ、あったかいね。すみれの肌すごく気持ちいい」
「ほんとだ…人の肌って、こんなに気持ちいいんだね」
廉くんは、うまく私の緊張を解してくれる。
このあたたかくてむず痒い気持ちを言葉にできなくて、廉くんの頬に口付けた。
目を合わせて、頬を擦り合わせて笑い合う。
「思ったより平気そうだね。もっと早くパンクするかと思ってたよ」
笑っている廉くんが恨めしくなって、私は廉くんのシャツの裾から手を入れて、乳首を軽く引っ掻いた。
「んっ」
低く喘ぐ廉くん。突然のことにびっくりして、目を見開いて私を見てきた。
けど、それはすぐに余裕のある笑みに変わった。
「そんなに余裕なら、もう次を責めてもいいね?」
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