優しい社長のドS調教。溶かされた身体は玩具よりも… (Page 4)

「ん…」

ズキリと頭に痛みを覚え私は目を覚ました。見渡すとどうやら寝室のようで、私はキングサイズのベッドに寝ていた。吐いた記憶はないが、着ていたスーツとストッキングは脱がされ男性の大きなシャツを着ている。多分、社長のシャツだ。

お酒には強いと思っていたが、どうやら美味しすぎてつい飲みすぎてしまったらしい。

ーー私、なんて失態を!社長に謝らなきゃ…。

一人青ざめているとガチャリとドアが開く音がして、そちらに目を向けると社長が立っていた。

「も、申し訳ございません!私…えっ」

謝りながら立ちあがろうとするも、足首で金属が鳴る。その重さにびっくりして目線を下げると、私の足首に鎖がつけられていてベッドに括りつけられていた。

「体調はどう? ゆかりちゃんって薬が効きやすい体質なんだね。次から気をつけなきゃ」

いつの間にか近くにやってきた社長は私の頬を優しく撫で、そしてまるで犬や猫のように私の顎をくすぐった。

「…薬?」

「あぁ、怖い? 大丈夫。ちゃんということを聞けば薬は使わないし、今日使ったのも身体に害はないものだから」

ーー意味がわからない。

いつものように優しく微笑んでいる社長だが、私には全く知らない人のように見えた。

「状況がわからない? そのきょとんとした顔も可愛いね」

私が座り込んでいるベッドに社長が乗り上げてくる。両手で頬を掴まれ顔を覗き込まれた。社長の目には夕食の時に一瞬見た、ぎらりとした欲望がしっかりと光っている。

「本当は君が入社した時から欲しかったんだけど、かすみと達也に止められちゃったんだよね。最近やっと君を秘書課に入れられて、僕のことも嫌いじゃないみたいだからいけるかなって」

なんとなく社長が言っていることがわかってきたが、それでも理解したくないと頭が考えるのを拒否していた。

両頬を掴んだまま、右手の親指で私の唇をひと撫ですると、社長は手を離しベッドサイドから何を取り出す。

「ゆかりちゃん、僕に飼われない?」

それは、見間違えるわけもなく「首輪」だった。

急激に上がる体温に速くなる鼓動。社長が言っていることに恐怖を感じながらも、私の顔には喜色が浮かんでしまう。

それを見た社長は嬉しそうに笑った。

「可愛い。やっぱり、どうしようもなく可愛いな。そうやって顔に感情が出ちゃうところも。怖いはずなのに、逃げようとしないところも。一応、かすみたちには同意を得るように言われたから言葉で欲しいんだけど…僕のこと、ご主人様って呼べる?」

私はごくりと喉を鳴らす。抗いたいという気持ちもなく、震える唇を開き、小さな声で「…ご主人様」と呟いた。

「いい子。よしよし、そしたらこの首輪をつけようね。今日からうんと可愛がってあげるから」

よく見たらダイヤが散りばめられた首輪を社長は丁寧な手つきで私の首にはめる。

首は苦しくはないが、首輪をしたことで急に社長に支配されたことを理解し、胸がギュッと痛いほどに締め付けられた。

ーー私、喜んでる。

「んっ」

首輪をした私を社長は満足そうに見た後、ゆっくりとキスをした。大きな口で唇ごと塞がれ、ぬるりと熱い舌が入り込んでくる。

「んんっ、はっ」

驚いたものの社長の舌に応えるように自分の舌を絡ませる。ぴちゃぴちゃと唾液の混ざる水音が部屋に響き、こぼれ落ちたそれは私が着ている社長のシャツを濡らした。

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