優しい社長のドS調教。溶かされた身体は玩具よりも…

・作

秘書課に配属された私は慣れない仕事に四苦八苦しながらも、イケメン社長の優しさに癒されていた。そんなある日、社長から食事の誘いを受けご自宅にお邪魔することに。そこで待っていたのは大人な玩具で…。いつの間にか監禁された私は、社長の狂愛に溺れていった。

「ゆかりちゃん、今日もお疲れ様」

新卒でヨシミコーポレーションのグループ会社ヨシミホテル株式会社に入社してから3年。営業から秘書課に異動になって3ヶ月。

慣れない仕事も多く毎日胃がキリキリするけれど、それでも社長の労いの一言で明日も頑張ろうと思うのだからイケメンの力は凄い。

秘書課直属の上司である芳美社長は今年で35歳を迎えた、若い社長である。

今はグループ会社の社長を務めているが、売上高数兆円を超える日本を代表する大企業ヨシミコーポレーションの御曹司であり、数年後には本社の社長となるそうだ。

大学卒業後、本社に入社。売上が著しく下がっていたグループ会社の一つに出向し売り上げをV字回復させ、グループ会社の中でも5本の指に入る好成績を叩き出した。その会社の社長を務めた後、いくつかのグループ会社の社長を務め、現在ヨシミホテルを任されている。

さらに、高身長でモデルのような体型、元女優の母親に似た整った顔立ち。性格も穏やかで紳士的で、男性にも女性にも優しい。

漫画かドラマの中から飛び出してきたような人だ。

「明日の準備終わったら今日はもう終わりでいいわよ」

社長が退出した後を見計らって、秘書課の課長かすみさんが私に微笑んでくれた。

「ありがとうございます!」

私は元気よく返事をし、もう一度明日の準備のチェックを行なった。

かすみさんはずっと芳美社長の秘書をしている方で、社長がどこのグループ会社の所属になっても秘書として彼女もついていく。社長とかすみさん、そして別のグループ会社で専務をしているかすみさんの旦那さんは大学生からの付き合いらしい。

3人でいるところを見たことがあるけれど、美男美女で眩いほどに輝いていた。

ーー目が潰れると思った、あの時は。

「そういえば、ゆかり…社長から何かお願いごとされた?」

チェックも終わり、いそいそと帰る準備をしているとかすみさんが苦い顔で話しかけてきた。

「何かですか? 社長からは特に…。私何か忘れてますか!?」

慌てて記憶を辿るも特に言われた仕事は…ないはず。と思いながら、不安になってしまう。

というのも、優秀で美人な人ばかりが集まる秘書課で私は特別何か秀でているわけでもなく、容姿も少し人より色素が薄いだけで平凡だった。異動が貼り出された後も、なんであの子が?などと陰口を言われたものである。

ーー私が忘れているだけで、何か言われた可能性もあるかもしれない…。

「ううん、言われてないならいいの。ただ、もし、何かお願いをされて、それをあなたが嫌だと思ったら、すぐに私に連絡してくれる?」

かすみさんは、ほっとした後に、気まずそうにそう言った。

私は、少し首を傾げながら「はい」と頷く。報連相は仕事の基本だ。

「それでは、お先失礼します!」

サバサバとしたかすみさんの煮え切らない言い方に少し不安になるものの、何かあれば相談しようと私は秘書室を後にする。

今日は特に予定もない金曜日の夜。

私はデパ地下で少し高めの惣菜とお酒を買って自分を労ろうと決めて、ルンルンと駅に向かった。

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