かっこわるいのが可愛いのでめちゃくちゃになってよね (Page 5)
「気持ちよくないでしょ?ひとりでするのも、俺のでオナニーみたいにするのも」
言いながら、さらに体重をかけた彼のものが深く深く、子宮口を押し上げる。
圧迫感も、鈍い痛みも、彼の目と吐息と体温が全部快楽に塗り替えていく。
「俺ね、チカちゃんが俺に触られて可愛くなるの、すごく好きなの。クリトリス触られてびくびくするのも、おっぱい触られて恥ずかしそうにするのも、こうやって奥をごりごりされて」
腰を揺らすように中を抉られて、私はのけぞりながらがくがくと震える。
「泣いちゃいそうな顔するのも、好き。全部好き。だから、チカちゃんはずーっと、今のままでいいんだよ」
彼が動き始める。最初は奥を小さくノックするように。だんだん、ストロークが大きくなる。
入り口近くまで抜かれて、ばちゅん、と肌がぶつかる音と一緒に奥を思い切り突かれて、そのたびに高くて鼻にかかった悲鳴が口から漏れる。自分がどんな顔をしているかなんて、もう分からない。
気持ちいいことしか、分からない。
考えようとしても、冷静であろうとしても、彼の熱を含んだ声が思考をどろどろに溶かして流し去ってしまう。
「エッチのときは頭よわよわのチカちゃんでいて?俺にいーっぱい触られて、めちゃくちゃになって、本能だけで俺のことほしいほしいってして?できるでしょ?」
何も考えられないけど、彼の言っていることがとても気持ちがよくて好きなことだけは、わかる。
私は頷いた。彼の微笑みが深くなって、奥を抉る動きが速くなる。
「あ、ん、んっ、あ、や、やんっ、あん、あぅっ」
「声かわいい、いっぱい聞かせて?」
喘ぐたびに恥ずかしさと気持ちよさが加速する。彼が褒めて頭を撫でてくれる。ずっとお腹の中をじりじり焦がしていた熱が、一気に上がる。
私は、多分彼にはかなわないままなんだろうな、と頭のどこかが諦めるのを感じて――それすら心地よくて、追い上げられるように絶頂した。
Fin.
すばらしい
sp-dreamer さん 2022年8月15日