ワンナイトのつもりが優しいセックスで全部ほぐされてトロトロになりました (Page 6)

さっきまでほぐされていた中はびっくりするくらい柔らかく、ヨウスケさんを受け入れていった。
先端が襞をごりごりとかき分けるたびに、声が漏れる。
悲鳴じゃなくて甘ったるい喘ぎ声が。

「あ、あん、あ、深、ぁっ…」
こちゅん、と一番奥の壁と、先端がキスをした。ヨウスケさんが、少し余裕のなくなった笑顔で囁いてくる。
「ここが一番奥。…子宮、降りてきてるね」

それを聞いて、きゅん、と中がうずいて彼のものをきゅうきゅうと締め上げてしまう。
それが、痛くなくて気持ちいい。

「君の中、狭いし熱いし、…よすぎ。ごめん、頑張るけど…すぐイきそ…」
耳元で呻くように囁かれる。声が、吐息が熱い。嬉しい。ヨウスケさんが私で気持ちよくなってくれていることが。
思わずぼうっとヨウスケさんの顔を見つめてしまうと、視線に気づいた彼が苦笑いしながらキスをしてきた。
唇を受け止めながら、中で彼が動き始めるのを感じる。

「あ、あんっあ、あ、あ、あ、あ、ヨウスケさん、ごめ、んなさい、も、イっ…」
「大丈夫、イッて、俺も――」

次第に強くなるピストンで追い上げられるみたいに、また目の前が真っ白になる。中がきゅうきゅうときつく締まった少し後に、熱い塊が中で震えるのが分かった。ぎゅっ、と抱きしめられて耳元で熱い息を吐かれる。

恋人ではない相手なのに、このセックスの方が、元彼とのものより優しいし、気持ちがいい。
これを味わうために振られたなら、かえってよかったのかもしれない。

そう思いながらぼんやりとしていると、お腹の中をまた硬いものでごりっとえぐられた。

「んあっ!?」
思わず悲鳴めいた声をあげると、ヨウスケさんが申し訳なさそうな顔をした。
「…ごめんね。…もう一回、していい?」
私は思わず笑ってしまう。そのまま、彼の謝罪と欲のキスを受け止めるために目を閉じた。

Fin.

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